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トルコ貿易省は、イスラエル政府がガザ地区への援助を許可するまで輸出入の凍結は続くと発表した。
トルコは木曜日、ガザ地区での「人道的悲劇の悪化」を動機としてイスラエルとの貿易を全面停止した。
トルコとイスラエル間のビジネス取引は昨年、ほぼ70億ドル(65億ユーロ)相当に達した。
同省は声明で「イスラエルに関連する輸出入取引はすべての製品を対象に停止された」と述べた。
「トルコは、イスラエル政府がガザへの人道援助の途切れのない十分な流入を許可するまで、これらの新たな措置を厳格かつ断固として実施する。」
木曜日初め、イスラエルの外務大臣は、封鎖に関する報道が初めて出た際、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領が「独裁者」のように振る舞ったと非難していた。
X番組でイスラエル・カッツ氏は、エルドアン大統領が「トルコ国民と実業家の利益を無視し、国際貿易協定を無視している」と述べた。
カッツ氏は当局に対し、「国内生産と他国からの輸入に焦点を当て、トルコとの貿易に代わる選択肢を生み出すために政府内のすべての関係者と直ちに連携する」よう指示したと付け加えた。
部分的な封鎖に続き、すべての貿易を停止する動きとなった。
トルコは先月、アルミニウム、鉄鋼、建設製品、化学肥料を含む54種類の製品のイスラエルへの輸出を制限すると発表した。イスラエルは独自の貿易障壁を発表することで応じた。
トルコは1949年にイスラム教徒が多数派の国として初めてイスラエルを承認したが、イスラエルによるパレスチナ人殺害を巡り両国関係は近年緊張している。
エルドアン大統領は、昨年のハマスによるイスラエル攻撃後に開始されたガザでの軍事攻撃を声高に批判していることは注目に値する。
エルドアン大統領は、イスラエル、米国、欧州連合からテロ組織とみなされているハマスを自由の戦士だと述べた。
同氏はまた、イスラエルがガザ地区で戦争犯罪と大量虐殺を行っていると非難した。
このレトリックを受けて、エルドアン大統領はイスラエルとの貿易を停止し、彼の言葉に沿って行動するよう国内から圧力を受けている。
トルコ当局は、パレスチナ人が貿易停止の影響を受けないようパレスチナ当局と調整すると述べた。