市場見通し:欧州株はフランスの予想よりも低迷

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フランス政府が2024年の経済成長率が低下するとの予測を示したことで、市場のムードは早々に冷え込んだ。

フランス政府が2024年の経済成長率を引き下げたことでフランス株が特に低迷したことを受け、月曜朝の欧州株式市場はかなり軟調だった。

フランスの国内総生産(GDP)見通しは、年間では1.4%から1%に引き下げられた、ロシア・ウクライナ戦争による被害が続いていることや、中国やドイツとの貿易の減少が原因。

CAC40指数は0.43%下落して7,734.6となったが、Stoxx600指数は491.6でほぼ横ばいとなった。逆にFTSE100指数は0.41%上昇し7,724.8となった。

銀行株が好調、IT株と鉄鋼株が低迷

クレディ・アグリコルは、同行の2023年第4四半期利益が最近アナリストの予想を上回ったことを受け、月曜のCAC40指数で上昇率上位の1つとなり、0.2%上昇して12.3ユーロとなった。

BNPパリバは最近、2025年ではなく2026年に有形株主資本利益率12%を達成すると発表した後、0.4%上昇して54.7ユーロとなった。また、同行は期待外れのボーナスシーズンを予想していたためにトレーダーの流出にも直面している。 。

タレスは月曜の主な敗者の1つで、月曜には3.83%下落して135.6ユーロとなった。同社は最近、エア・インディアによってワイドボディ機に機内エンターテイメントを提供する企業に選ばれました。

アルセロール・ミタルは、同社のイタリア最大の製鉄所がイタリア政府との特別行政問題に巻き込まれたことを受け、2.61%安の24.9ユーロとなった。

今後 1 週間で見るべきもの

投資家は水曜日のトルコとユーロ圏の消費者信頼感や、同日の欧州中央銀行非金融政策会合にも注目している。

水曜日には1月の米FOMC議事録も発表される。

木曜日にはフランスの景況感指数や景況指数が発表されるほか、ドイツ、ユーロ圏、英国からも多数の購買担当者景気指数(PMI)データが発表される。

1月のユーロ圏とイタリアのインフレ報告も木曜日に発表される。金曜日には2月の英国消費者信頼感指数と2023年第4四半期のドイツのGDP統計が発表される。

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