コロナウイルス:ユーロ圏経済は12.1%縮小、過去最大の落ち込み

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ユーロスタットはまた、欧州連合全体の国内総生産(GDP)が4月から6月の間​​に11.9%減少したと予想している。

ユーロ圏経済は2020年第2四半期に前四半期比で12.1%縮小し、過去最大の落ち込みとなったとユーロスタットが金曜日に発表した。

一方、欧州連合の公式統計局の暫定推計によると、欧州連合全体の国内総生産(GDP)は11.9%減少すると予測されている。

ユーロスタットは声明で、「これは1995年の時系列開始以来観察された中で最も急激な減少だ」と指摘し、4~6月期は「ほとんどの加盟国で依然として新型コロナウイルス感染症封じ込め措置の影響が顕著だった」と警告した。

世界的なパンデミックによる経済的影響を免れる国はなかったが、スペイン経済は最も大きな打撃を受け、18.5%縮小した。

ポルトガルはパンデミックの非常に早い段階でスペインとの国境を閉鎖し、ウイルスの蔓延を阻止するために厳格な措置を課したが、域内で2番目に大きな14.1%の縮小を記録した。

イベリア半島に次いで、新型コロナウイルス感染症で大きな打撃を受けたフランスとイタリアがそれぞれ13.8%と12.4%の減少を記録した。

データが入手可能な加盟国の中で、リトアニアが最も好調だったようで、GDPは5.1%減少した。ウイルス封じ込めのモデルとみなされているドイツは10.1%縮小した。

欧州委員会は5月、EUは2020年に「歴史的な不況」に陥ると予想していると警告し、今月初めの声明をさらに強めて、不況が当初の予想よりも「さらに深刻になる」と予想していると発表した。

ブリュッセル市は現在、共通通貨を使用している19カ国の経済が今年8.7%縮小すると予測している。 EU全体のGDPは8.3%縮小すると予想されている。

欧州の首脳らは今月初めのマラソン協議の結果、新型コロナウイルスのパンデミックがもたらした経済嵐を乗り切るため、7500億ユーロの復興基金を創設することで合意した。この計画には、3,600億ユーロの融資と3,900億ユーロの補助金が含まれています。

補助金の資金は、EUとしては初となる共通債券の発行を通じて調達される予定だ。

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