石油市場は7%の下落を受けて足場を見つけるのに苦労している

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石油市場は7%の下落を受けて足場を見つけるのに苦労している

原油市場は、供給の急増と需要の低迷が原油価格を圧迫するとの見方から、前取引で7%下落した後、水曜日も軟調な状況が続いた。

米国ウェスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油先物は0043GMT時点で1バレル=55.66ドルで、前回決済から3セント下落した。

国際ベンチマークであるブレント原油先物はまだ取引されていなかった。

前日の市場は7%以上下落した。 10月初旬以降、価格の4分の1以上を失い、2014年の価格崩壊以来最大の下落となった。

石油市場は供給の急増と景気減速への懸念の増大という二つの側面から圧力を受けている。

供給の波は主に米国での生産の急増によって促進されている。

米国エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は火曜日、7つの主要シェール盆地からの米国の原油生産量が12月に日量794万バレル(bpd)という過去最高に達すると予想されていると発表した。

この陸上生産量の急増により、米国全体の原油生産量は過去最高の日量1160万バレルに達し、米国はロシアやサウジアラビアを抑えて世界最大の産油国となった。

アナリストの大半は、米国の生産量が2019年上半期に日量1200万バレルを超えると予想している。

ボントーベル・アセット・マネジメントのコモディティ部門責任者、ジョン・アンダーソン氏は「われわれの見方では、これにより(原油価格は)1バレル=85ドルを超える上値は抑えられるだろう」と述べた。

米国の生産量の急増が在庫増加に寄与している。

米国石油協会が火曜日に示した業界団体のデータによると、製油所の減産を受けて米国の原油在庫は11月2日までの週に780万バレル増加し4億3,200万バレルとなった。

加盟国が政府予算の財源を原油価格の高騰に依存している石油輸出国機構(OPEC)の生産者カルテルは、供給の急増と価格低迷を懸念して見守っている。

最大の輸出国であるサウジアラビアが主導するOPECは、供給を引き締めて価格を下支えするために2019年に原油の供給を控え始めるとの公式声明をますます頻繁に発表している。

アンダーソン氏は「OPECとロシアは現在の生産水準を引き下げるよう圧力を受けており、これは12月6日の次回OPEC会合で決定されると予想される」と述べた。

このため、OPECとサウジアラビアは、原油価格の低迷を公に支持し、OPECに減産しないよう求めているドナルド・トランプ米大統領と衝突することになる。

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