によるユーロニュースとAP
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インドの「人気はあるが二極化している」ナレンドラ・モディ首相は任期を10年延長し、自らの政策を継続すると誓う。
インドのナレンドラ・モディ首相は、火曜日のインド総選挙で連立政権の勝利を宣言した。同党は予想以上に強力な野党に議席を奪われ、彼のまちまちの経済実績と二極化する政治に反発したにもかかわらずだ。
モディ首相は党本部で聴衆に「今日の勝利は世界最大の民主主義国の勝利だ」と語り、インドの有権者は同党と国民民主同盟連合の両方に「絶大な信頼を示している」と述べた。
モディ氏の勝利は、インドの初代首相ジャワハルラール・ネルー氏に次いで、インドの指導者が3期にわたって権力を維持したのは2度目だ。しかしまた、同氏が率いるヒンズー民族主義者インド人民党が2014年に政権を握って以来、単独で過半数を確保できなかったのは初めてだ。
モディ首相は今後、連立政権内の他の政党の支援を必要とすることになるが、地滑り的勝利を目指していた73歳の指導者にとっては驚くべき挫折となった。
世界最大の民主主義運動として6週間にわたって行われたマラソン選挙では、6億4000万票以上が投じられた。
BJPの支持率の予想外の低下に直面して、野党はある種の勝利も得たと主張し、主要野党議会党は今回の選挙はモディ氏にとって「道徳的かつ政治的損失」だったと述べた。
「これは国民の勝利であり、民主主義の勝利だ」と国民会議派のマリカルジュン・カルゲ大統領は記者団に語った。
挫折にもかかわらず、モディ氏はインド経済を現在の第5位から世界第3位に引き上げるという選挙公約を果たすと誓った。
同氏は、インドの防衛生産を促進し、若者の雇用を増やし、輸出を増やし、農民を支援することなどに取り組むと述べた。
「この国は大きな決断の新たな章を迎えることになる。これはモディ首相の保証だ」と三人称で語った。
過去10年間に同氏が打ち出したヒンズー教国家主義政策の多くも、今後も維持されるだろう。
モディ氏が政権に就くまで、インドは30年間連立政権を維持していた。