によるユーロニュースとAP通信
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映像を分析したところ、イランの田舎セムナーン州にあるイマーム・ホメイニ宇宙港で起きたことが判明した。
イランは日曜日、過去に複数回失敗したロケットで3基の人工衛星を宇宙に打ち上げることに成功したと発表した。これは西側がイランの弾道ミサイルを改良すると主張する計画の最新のものである。
この発射は、ガザ地区でイスラエルがハマスと戦争を続けていることを巡り、中東全域で緊張が高まり、地域紛争の懸念が高まっている中で行われた。
イランは紛争に軍事介入していないが、今月初めに死者を出したイスラム国による自爆テロを受け、またイエメンの反政府勢力フーシ派などの代理組織が戦争に関連した攻撃を行っていることから、神権政治内で行動を求める圧力が高まっている。一方、西側諸国はイランの急速に拡大する核開発計画に依然として懸念を抱いている。
イラン国営テレビが公開した映像には、シムルグロケットの夜間打ち上げの様子が映っていた。 AP通信が映像を分析したところ、事件はイランの田舎セムナーン州にあるイマーム・ホメイニ宇宙港で起きたことが判明した。
国営テレビの記者、アッバス・ラソーリ氏は映像の中で「シムルグ(ロケット)の轟音が我が国の空と無限の宇宙に響いた」と語った。
国営テレビは打ち上げられた衛星を「マハダ」「ケイハン2号」「ハテフ1号」と命名した。マハダは研究衛星であり、ケイハンとハテフはそれぞれ全地球測位と通信に焦点を当てた超小型衛星であると説明されている。イランの情報通信技術大臣イサ・ザレプールは、マハダがすでに地球に信号を送信していると述べた。
衛星搭載ロケット「シムルグ計画」の打ち上げは5回連続で失敗している。シムルグ(「フェニックス」)ロケットの失敗は、致命的な火災やドナルド・トランプ前米大統領の注意を引いた発射台のロケット爆発など、近年のイランの民間宇宙計画の一連の挫折の一部となっている。
映像では、日曜日に打ち上げられたロケットにはペルシャ語で「We Can」というスローガンが掲げられていたが、これはおそらく過去の失敗に言及したものと思われる。