によるユーロニュースとAFP
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アルメニアのニコル・パシニャン首相は、アゼルバイジャンとの和平協定に署名し「今後数カ月以内に成功裡に締結したい」と述べた。
これは、地域の支配権を巡るアルメニアとアゼルバイジャンの数十年にわたる紛争の後、バクーがナゴルノ・カラバフを奪還した数週間後に行われた。
バクーは9月、24時間にわたる電撃的な攻勢で山岳地帯を制圧し、数十年にわたる親アルメニア分離主義者の支配に終止符を打ち、この地域に住む12万人のアルメニア人の大多数がアルメニアに逃亡した。
ナゴルノ・カラバフのアルメニア民族政府は当時、年末までに解散することに同意したが、アゼルバイジャン当局はすぐにこの地域の支配権を再確保するために動き、元幹部数名を逮捕した。
パシニャン氏は木曜日、グルジアの首都トビリシで開催された国際経済フォーラムでの演説で、政府が「平和と関係正常化に関する」協定草案に取り組んでいると述べた。
「今後数カ月以内にこのプロセスが無事に完了することを願っています。」
同氏は、将来の平和条約はコーカサス近隣諸国のソ連時代の国境の相互承認に基づくものになると述べた。
アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領は以前、エレバンとの平和条約は年末までに署名される可能性があると述べていた。
パシニャン氏はまた、木曜日、アルメニアとトルコの国境が第三国の国民や外交官に開放されることを望んでいると述べた。
アンカラは同盟国アゼルバイジャンとの連帯を表明し、1990年代にアルメニアとの国境を閉鎖した。
2020年と1990年代に、アルメニアとアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフの支配をめぐって2つの戦争を戦った。ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャンの一部として国際的に認められているが、人口の大半がアルメニア人である。
国際仲介による旧ソ連諸国間の和平交渉はこれまでのところ進展をもたらしていない。
バクーの攻撃後、ナゴルノ・カラバフのアルメニア人人口のほぼ全員(約10万人)がアルメニアへ逃亡し、難民危機を引き起こした。