によるユーロニュースとAFP
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バルカン半島諸国は、世界最大のビザ免除圏であるシェンゲン圏に加盟してから9カ月で急増を記録した。
当局が発表した新たな数字によると、クロアチアでは不法移民が前年比140%の増加を記録した。
木曜日、国境警察署長のゾラン・ニチェノ氏は、今年これまでにクロアチア国境を不法に越える人が急増していると発表した。
人口約390万人を抱えるクロアチアは、2023年にシェンゲン圏に加盟した。また、総延長約1,350キロメートルという欧州連合最長の対外陸上国境もある。
バルカン半島の非EU諸国からの到着者には厳格な検査が適用されているが、それでも、2015年と2016年には紛争から逃れてきた数十万人の男性、女性、子供たちが利用したバルカンルートの優先航路の一つとしてよく知られている。
欧州各地のいくつかの団体は、移民、特に子どもの不法追放に対してクロアチアに警告し、同国には難民申請者のための受け入れ施設が著しく不足していることに懸念を表明している。
地元団体平和研究センターによると、今年記録された不法追放事件1,700件のうち、調査対象となった移民の半数以上が「身体的暴力、屈辱、窃盗」を受けたと述べている。
NGOや一部のメディアは、クロアチアがしばしば武力を用いて国境で移民を強制的に押し返していると頻繁に非難している。ザグレブ政府はそのような行為を常に否定してきた。
国境を越えたスロベニア(同じくEU加盟国)でも移民の数が増加し、2023年の最初の8か月で2022年の同時期と比較してほぼ3倍になった。
スロベニア内務大臣のボスジャン・ポクルカル氏は、多くの地域で国境管理を強化する当面の計画はないとしながらも、「最も重要な場所」では国境管理が強化されたと述べた。