ゼレンスキー大統領:一部のアラブ諸国はロシアのウクライナ侵攻に「見て見ぬふり」

によるユーロニュース

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ウクライナの指導者は初めてサウジアラビアを訪問し、紅海の都市ジェッダで開催されるアラブ連盟首脳会議で首脳らと会談する。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は金曜日、「一部の」アラブ諸国はロシアによる同国への侵略を「見て見ぬふりをしている」と述べた。

同氏はサウジアラビアで開催されたアラブ連盟サミットに出席中にコメントした。

「残念ながら、世界の一部の国、そしてここ皆さんの中にも、こうした違法な刑務所や併合に見て見ぬふりをしている国がある」と述べ、地域の指導者らに対し、戦争を「正直に見る」よう呼び掛けた。

ゼレンスキー大統領は、初めての二国間訪問でウクライナの「領土保全への支持」にサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子に感謝の意を表した。ゼレンスキー大統領はまた、最近ロシアと石油政策を調整したビン・サルマン氏にキエフを再訪問するよう招待した。

ゼレンスキー大統領はジッダ到着前にツイッターに投稿したメッセージの中で、和平の「公式」とエネルギー協力についても話し合うつもりだと述べた。

ウクライナの指導者は、クリミア半島でロシア占領下に住むイスラム教徒のタタール人の扱いについて話し合うと述べた。

クリミア・タタール人の指導者ムスタファ・ジェミレフ氏もゼレンスキー氏に同行して訪問した。

ここ数カ月、サウジアラビアはイランとの国交を回復し、イエメンでのイラン支援の反政府勢力に対するサウジの1年にわたる戦争に終止符を打ち、シリアのアラブ連盟復帰の推進を主導してきた。

サウジアラビアは、昨年仲介した捕虜交換協定を受けて、ウクライナとロシアの間の仲介を申し出たことさえある。

アラブ諸国はロシアの対ウクライナ戦争に関してほぼ中立を保っており、多くの国がロシアとの緊密な関係を維持している。

サウジアラビアは今年初めにウクライナに3億7000万ユーロの援助を約束し、ロシアに対し侵略をやめ、ウクライナ領土の併合を控えるよう求める国連決議に賛成票を投じた。

10年以上ぶりにシリアのバシャール・アサド大統領もアラブ指導者らに加わった

スーダンに焦点を当てる

22人の加盟国からなるリーグの首脳陣が紅海都市ジェッダで会合する中、注目はスーダンに移ると予想される。

東アフリカのこの国の最高司令官たちは、どちらもサウジアラビアや他のアラブ諸国の支援を受けているが、1か月以上にわたり国中で互いに戦い、数百人を殺害し、首都ハルツームなどからの流出を引き起こしている。

国軍の指導者アブデルファッタハ・ブルハン将軍と民兵組織迅速支援軍のモハメド・ハムダン・ダガロ将軍は先週、戦闘から逃れる民間人の安全な通行と支援団体の保護を約束する協定にジッダで合意した。

一方、サウジアラビアと米国は、永続的な停戦仲介に向けた国際的な取り組みを主導している。

この戦闘により600人以上が死亡し、数万人が家を追われている。

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