ロシア、ナゴルノ・カラバフ外交に「代替策はない」と主張

によるユーロニュースAFP

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ロシアと欧州の努力が緊張緩和に失敗したことを受け、米国はアルメニアとアゼルバイジャンの新たな協議を主催している

米国が係争中のナゴルノ・カラバフ地域を巡るアルメニアとアゼルバイジャンの協議を主催する中、ロシア政府は独自の調停努力に「代替手段はない」と主張している。

クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は記者団に対し、ロシアの関与で2020年に署名された停戦に言及し、「現段階では和解に寄与する法的根拠は他にない」と語った。 「これらの三者文書に代わるものはありません。」

EUとロシアによる当事国間の関係緩和に向けた一連の試みが失敗に終わったことを受け、米国政府は現在、和平交渉の再開に努めている。

会談は米国国務長官主導で行われたアントニー・ブリンケンは木曜日まで続く予定で、アルメニアのアララト・ミルゾヤン氏とアゼルバイジャンのジェフン・ベアラモフ氏の両国外交トップが出席する。

ペスコフ氏は、和平に貢献する可能性のあるいかなる援助も歓迎すると主張する一方、分離主義者のアルメニア人が多数を占める地域での「平和的解決に向けた境界線を曖昧にしようとする試み」には警戒しているとも述べた。

ウクライナ侵攻以来、国際舞台でロシアが孤立しているため、有力な外交仲介者としての地位を維持しようとするクレムリンの紛争下での策動の余地は限られている。

2020年秋にアゼルバイジャンがナゴルノ・カラバフの領土を奪還した短期戦争の後、バクーとエレバンが現在の停戦に署名したのはロシアの調停によるものだった。それ以来、ロシアの平和維持軍がこの地域に駐留しているが、アルメニアは数カ月間、彼らの無力さに不満を抱いている。

今年4月、バクーがナゴルノ・カラバフとアルメニアを結ぶ唯一のルートであるラチン回廊の入り口に道路検問所を設置したと発表したとき、アルメニアとアゼルバイジャン間の緊張はすでに高まっていた。

バクーは安全保障上の理由でその決定を正当化したが、エレバンはアゼルバイジャンが軍事物資を領土に持ち込むために陸続きであると主張し、これを2020年の停戦違反だと非難した。

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