英国は憂鬱なEU離脱3周年を迎える

によるユーロニュースAFP

公開日

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IMFの予測によれば、英国は今年景気後退に見舞われる唯一の主要経済国となるだろう。制裁を解除されたロシアでさえ成長が見込まれている。

英国は暗い状況の中で欧州連合との歴史的な断絶から3周年を迎えた。

深刻な生活費危機に見舞われているこの国には喜ぶべき理由がほとんどなく、火曜日には国際通貨基金が経済見通しについて厳しい予測を示している。

最新の予測によると、英国は今年景気後退に見舞われる唯一の主要経済国となり、経済は0.6%縮小するという。

戦争中であり、多くの国際制裁を受けているロシアでさえ、成長が見込まれている。

英国は何カ月もインフレ率が10%を超え、歴史的な産業不安を煽り、多くの家計を瀬戸際に追い込んでいる。

水曜日には、ここ10年で最大のストライキの波が予想されており、特に教育と交通機関が影響を受ける。

昨年、3人の首相が相次ぎ、ロンドンがブリュッセルにEU離脱後の地位を再考するよう説得しようとする中、北アイルランドは政治的に麻痺している。

国境管理と相次ぐ反移民計画の約束にもかかわらず、不法な海峡越えは増え続けている。

「ブレグレット」

ビッグベンが離婚を告げる午後11時にチャイムを鳴らしてから3年が経ったが、EU離脱派がさらなる自由を約束するのはまだ先のことのように見え、国民の間にはEU離脱を後悔する、あるいは「ブレグレット」という感情が高まっている。

月曜日に発表されたイプソスの世論調査によると、英国人の45%がBrexitは予想よりもうまくいっていないと考えているが、2021年6月時点ではわずか28%だった。

9%は逆の考え。

昨年の夏、雪崩のようにスキャンダルが相次ぐ中、ダウニング街から追放されたボリス・ジョンソン氏は、何年にもわたる政治的心理ドラマを経て、2019年の選挙に勝利し、EU離脱を達成することができたのと同じ断固たる楽観主義を示した。

「ハッピーブレグジットデー!」同氏は動画を添えてツイートし、「EU離脱に関して耳にする否定的な意見はすべて脇に置き、これからの機会を思い出してください」と呼びかけた。

政府内の熱意は依然として慎重で、自身もEU離脱支持者であるリシ・スナック首相は「EU離脱によってもたらされた自由の活用において大きな進歩があった」と強調した。

新型コロナウイルスのパンデミックとウクライナ戦争が状況をかなり悪化させたとはいえ、Brexitが経済にダメージを与えたことを示すかなりの証拠がある。

公的予算予測機関OBRによると、EU離脱により英国経済規模は長期的に約4%縮小するという。

しかし、元に戻りたいという政治的意欲はほとんどない

保守党はブレグジットに引き続き取り組んでいる。一方、次の選挙まで2年を切って世論調査で大幅にリードしている労働党野党は、この問題をめぐる有害な議論を避けたいと考えている。

労働党党首キア・スターマー氏は、労働者階級のEU離脱有権者に訴えたいと考えており、EUへの復帰は自分の議題ではなく、問題は解決済みだと述べた。

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