によるユーロニュース、ロイター
公開日
この記事をシェアする
スナク氏は、「物事を今までとは違う、より良いやり方で行う」自信を持つことなど、新年の政府の優先事項を示した。
壊滅的なストライキとエネルギー料金の値上がりに見舞われ、就任から3か月足らずを経て、英国のリシ・スナック首相は水曜日、新年の政府の優先事項を発表するスピーチの中で、この国のビジョンを明確に述べた。
ボリス・ジョンソン政権とリズ・トラス政権の崩壊を受けて昨年10月に就任したスナク氏は、インフレ上昇、不法移民、債務など英国の最も差し迫った問題に取り組むと約束した。
「今日、私は皆さんに5つの約束をしたいと思います。心の平和を届ける5つの誓約。私たちの子供や孫たちのためにより良い未来を築くための5つの基盤です」とスナク氏は述べた。
同氏は実現を約束した5つの優先事項を挙げ、インフレの半減、2023年末までの経済成長、債務削減、国民保健サービスの待機リストの削減、フランスから海峡を渡る不法移民を乗せた小型船の停止だった。
「これらは国民の優先事項であり、政府の優先事項でもある」と彼は言った。
英国が長期にわたる不況にゆっくりと陥り、インフレ率が約40年ぶりの高水準にある中で英国経済の問題に言及したスナク氏は、将来について楽観的であるように見えた。
同氏は「先ほども述べたように、インフレ率は今年末までに半減するだろう。同時に、それまでに経済も成長することを望んでいる」と述べた。
しかし、スナク氏のメッセージには約束が豊富に含まれていたものの、発表された結果をどのように達成する計画なのかについての詳細が不足していた。
また、首相には国に対するビジョンが欠如しており、来年の総選挙に耐えられる可能性は低いとの懸念を最近表明していた保守党の支持者らが、同首相の演説でなだめられたかどうかも不明だ。
スナク氏は、結果を達成するために、あえて「これまでとは違う、より良いやり方で物事を進める」よう求めた。
「私たちは、物事をこれまでと異なるやり方で、より良く行うための想像力と自信を持つ必要がある。今日行うべきビジョン、明日に必要なこと」と彼は語った。 「私たちは国の仕組みを変える必要がある。」
同氏はさらに、「熱心に働き、ルールに従って行動すれば、報われるべきだ。そのため、政府はできるだけ早く、勤労者の税負担を軽減するだろう」と付け加えた。
首相は国民に「われわれが費やした努力と達成した結果」について判断するよう求めたが、「即効性のある解決策」は提供しないと述べた。
「他の人は変化について話すかもしれないが、私はそれを実現する。私は誤った希望や手っ取り早い解決策は提供しないが、意味のある永続的な変化を提供する」とスナク氏は記者団に語った。
「私は自分が果たせることだけを約束します、そして約束したことは必ず果たします。」