パリ銃撃容疑、クルド人コミュニティセンター外襲撃「移民殺害目的」

によるユーロニュースAP通信とAFP通信

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パリのクルド人文化センター前で3人が死亡した銃撃事件の容疑者は捜査員に対し、「移民を殺害したい」と供述した。

パリのクルド人コミュニティセンターの外で3人を殺害した疑いのある男は捜査員に対し、「移民を殺害したい」と供述した。

この69歳の年金受給者は金曜日に他の3人に負傷を与え、センター近くの理髪店に入った際に負傷者の1人に武装解除され取り押さえられた。

彼は拘束され、人種的動機に基づく殺人、殺人未遂、武器侵害の罪で起訴される可能性がある。

検察当局は、匿名の容疑者が2016年に自宅で強盗事件を経験してから「外国人に対する憎悪が完全に病的になってしまった」と述べた。

容疑者は当初、外国人を殺害するつもりでパリ郊外のサンドニに行ったが、気が変わったと語った。その後、彼は実家近くのクルド人センターへ向かった。

フランスのクルド人女性運動の指導者エミネ・カラさんも犠牲者の一人だった。さらに芸術家で政治難民のミール・ペルワーさんを含む別の男性2人もこの襲撃で死亡した。

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、銃撃はクルド人に対する「忌まわしい攻撃」であると述べ、市の警察署長に対し地域の指導者らと面会するよう呼び掛けた。

クルド人の活動家、左翼政治家、反人種差別団体は土曜日、襲撃を受けてパリでデモを行った。

パリ東部のレピュブリック広場には数千人が集まり、クルド人の権利団体や政党などを代表する旗を振った。

集会はおおむね平和的に行われたが、一部のデモ参加者は飛び道具を投げたり、催涙ガスを発射する警察と小競り合いをした。群衆の中にはトルコ政府に対してスローガンを叫ぶ人もいた。

この攻撃は世界中に波及効果をもたらした。シリア北部では、クルド人コミュニティの数百人が抗議活動を行い、トルコがディアスポラのクルド人活動家の殺害を計画していると非難した。

シリア・クルド人の抗議活動参加者アザド・スレイマン氏は、「これは我が国国民に対する戦争だ。彼らはクルディスタンの4地域だけでなく、ヨーロッパでも我々を標的にしている。彼らは我が国国民の滅びを望んでいる」と語った。

トルコ軍はトルコ南東部とイラク北部で、禁止されているPKKに所属するクルド人武装勢力と長年にわたって戦闘を続けている。トルコ軍は最近、シリア北部のクルド人の標的に対する一連の空爆も開始した。

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