リスボン近郊の大規模森林火災、数百人の消防士が消火活動

によるユーロニュースロイター通信、AFP

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火災が近づくと、老人ホームの入居者30人を含む地元住民が安全な場所へ避難しなければならなかった。

ポルトガルでは首都リスボンの北30キロメートルで発生した大規模な森林火災で、数百人の消防士が消火活動を行っている。

高温と強風のため、日曜日に発生した火災に対処しようとする400人以上の消防士の作業が困難となり、給水車5台も地域に出動した。

マフラのヴェンダ・ド・ピニェイロの町では巨大な黒煙が立ち込め、当局は複数の道路を封鎖し、介護施設からの避難を余儀なくされた。多くの地元住民は恐怖から家を離れたが、中にはホースを使って庭や敷地に水をまくなどして炎を消そうとした人もいた。

火災から立ち上る煙はリスボンの市内中心部からも見えた。

他の欧州諸国と同様、ポルトガルもここ数週間で灼熱の熱波に見舞われ、各地で気温が+40℃を超えた。暑さは和らぎましたが、また気温が上がってきました。

ポルトガル気象局IPMAによると、月曜日は同国北部の3地区が猛暑のため「非常警報」が出ており、他の山火事の消火活動のため全国で1000人以上の消防士が出動している。

ルサ通信が伝えた救助当局者の話によると、ポルトガル中部のオウレムでは、予防措置として川沿いの海岸から避難が行われた。

ホセ・ルイス・カルネイロ内務大臣は日曜日の夜、極度の火災の危険性があるため、ビラ・レアル、ブラガンサ、グアルダ、ビゼウの各地区に火曜日に再度非常警報を発令する計画があると述べた。

100人以上が死亡した2017年の火災のトラウマが未だに残るポルトガルは、すでに7月初旬に灼熱の気温によって引き起こされた一連の火災に見舞われている。

自然森林保護研究所(ICNF)のデータによると、年初以来、5万8000ヘクタール以上が焼失した。

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