によるユーロニュースとAP
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アン・シュピーゲル氏は「政治的圧力」を理由に家族・女性担当大臣の職を辞任した。
ドイツの閣僚が、昨年の壊滅的な洪水の直後に長期休暇に入っていたことが明らかになり辞任した。
アン・シュピーゲル氏は月曜日、連邦家族・高齢者・女性・若者担当大臣の職を辞任した。
彼女は休暇を巡る「政治的圧力」を理由に辞任したオラフ・ショルツ首相の連立政権メンバーとしては初めてとなった。
シュピーゲル氏は以前、7月に洪水の被害が最も大きかったドイツ地域であるラインラント・プファルツ州の環境大臣兼副知事を務めていた。
この洪水では国全体で180人以上が死亡し、その中にはラインラント・プファルツ州のアール渓谷での134人も含まれていた。
ショルツ首相はシュピーゲル氏の決断に「大いに敬意を表する」と述べ、シュピーゲル氏の今後の幸運を祈った。
日曜日、州政府は、シュピーゲル氏が洪水からわずか10日後にフランスに4週間の家族旅行に行っていたというメディア報道を認めた。
地方当局は休暇中ずっと彼女と連絡が取れていたと主張したが、メディア報道を受けて辞任を求める声も上がった。
シュピーゲル氏は日曜夜に急遽予定された出演で、批判が広がる中謝罪した。
「私たちがあまりにも長い間休暇を取ったのは間違いでした。この間違いをお詫び申し上げます」と彼女は述べた。
41歳の緑の党大臣は、子どもたちが新型コロナウイルス感染症のパンデミックにうまく対処できず、夫が脳卒中を患った後はストレスを避ける必要があると付け加えた。
シュピーゲル氏は月曜日のさらなる声明で、「大きな政治的課題に直面している私の職を守るため」辞任したことを認めた。
党共同党首のオミッド・ヌリプール氏は、彼女の辞任は「正しい…この決断は困難だったが」と語った。
先週、ドイツの別の州、ノルトライン・ヴェストファーレン州の環境大臣が、洪水が発生した際にスペインのマヨルカ島での休暇をほんの少し中断しただけだったことが明らかになり、辞任した。