によるAP通信とユーロニュース
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アルバニアの主要野党の指導部をめぐる党内闘争のさなか、数百人の抗議活動参加者が党本部を襲撃した。
アルバニアの主要野党の指導部をめぐる党内闘争のさなか、数百人の抗議活動参加者が党本部を襲撃した。
警察は放水銃と催涙ガスで介入し、中道右派民主党本部からデモ参加者を追い払った。
元党首サリ・ベリシャ率いるグループは鉄格子とハンマーを使って建物の正面玄関をこじ開け、党員らは催涙ガスを使って侵入を阻止しようとしたが、党の要請で警察が介入した。
ベリシャ氏は、同党党首ルルジム・バシャ氏が左翼社会党のエディ・ラマ首相の人質であると述べた。
「今日、民主党とアルバニアの民主党は人質(ルルジム)・バシャの地下壕を自由の家に変える」とベリシャ氏は述べ、抗議活動を続けることを誓った。
同党は声明で、「民主党に対する本日の暴力行為は、サリ・ベリシャ氏の最終的な孤立と政治舞台からの恥ずべき退場を示すものだ」と述べた。
ティラナ警察署長ロレンツ・パンガニカ氏によると、少なくとも民間人1名と警察官1名が「軽傷」を負った。
アントニー・ブリンケン米国務長官が2005年から2013年までの首相としてのベリシャの「不正行為」が「アルバニアの民主主義を損なった」と発言したことを受け、バシャ氏は9月にベリシャ氏を議員団から解任した。
ティラナの欧州連合事務所は暴力を非難した。アルバニアはEUが完全加盟交渉を開始するのを待っている。
汚職との戦いは共産主義崩壊後のアルバニアにとってアキレス腱であり、同国の民主主義、経済、社会の発展に大きな影響を与えている。