によるAPとユーロニュース
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ヴァレリー・ラシュキンさんは動物を殺害したことは認めたが、自身に対する容疑は政治的動機によるものだと述べた。
ロシアの野党共産党議員が先月、ヘラジカの不法狩猟の罪で起訴された。
著名なクレムリン批判者であるヴァレリー・ラシュキンは、有罪判決を受けた場合、最高100万ルーブル(1万2000ユーロ)の罰金と懲役5年の刑に処される可能性がある。
66歳の国会議員は先月、起訴が係争中である中、議会での特権を解除された。
ラシキンさんは、ロシアのサラトフ地方で車のトランクからヘラジカの死骸が見つかったと警察が発表し、10月に逮捕された。
当局は、同議員が狩猟免許を持っておらず、またラシキン氏が酒気帯び運転をしたとして告発していると述べた。
ラシキンさんは当初、ヘラジカの射殺を否定していたが、動物を殺したことは認めたが、法律違反は否定した。同氏はまた、自身に対する訴訟は政治的動機によるものであるとも述べた。
共産党議員は逮捕時に健康診断を受けることを拒否したとして、行政責任も問われている。
イーゴリ・クラスノフ検事総長は、ラシキン氏が発していたものは「アルコールの刺激的な匂い」だったと述べ、起訴の政治的動機を否定した。
ロシアの最高捜査機関は裁判所に対し、ラシキン氏に外出禁止令を課し、事件に関与した他者との連絡を禁止するよう要請したと伝えられている。
しかし、一部のロシアメディアは、ラシキン氏がクレムリンを頻繁に批判し、投獄されているロシア野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏を支持したため、告発の対象となっていると報じている。
ラシキン氏は9月、ロシア議会選挙と地方選挙中にモスクワで行われたオンライン投票不正疑惑に抗議した数人の共産党員の一人だった。