オスマン・カバラ氏:欧州評議会がトルコに対して訴訟を起こす

によるAPユーロニュース

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欧州人権裁判所はカバラ氏の即時釈放を求めていたが、トルコは判決を却下した。

欧州評議会は、慈善家のオスマン・カバラ氏の拘束を巡り、トルコに対して異例の懲戒処分を開始すると発表した。

欧州人権機関は9月、トルコに対し、カバラさんを釈放しない場合は手続きを開始すると警告していた。

先週、イスタンブールの裁判所は欧州人権裁判所の判断に反してカバラさんの懲役を延長した。

ストラスブールの裁判所は、この64歳の実業家が不当に投獄されたとの判決を下し、欧州評議会はトルコに対し、同氏を即時釈放するよう指示した。

侵害訴訟の長期化により、トルコは投票権や欧州評議会のメンバーシップさえ停止される可能性がある。欧州評議会がこの手続きを採用するのは、2017年のアゼルバイジャンに次いで2度目となる。

同評議会は金曜日の声明で、「トルコはこの訴訟における裁判所の最終判決に従うことを拒否している」と述べた。

トルコ政府は欧州評議会に対し、カバラを巡るトルコで進行中の法的手続きを尊重するよう求めた。

トルコ外務省は、欧州機関は「独立した司法への干渉に相当するさらなる措置を取ることは避けるべきだ」と述べた。

カバラさんは、一度も有罪判決を受けることなく4年以上投獄されている。

同氏は2013年の全国的な反政府デモに資金を提供し、2016年のクーデター未遂の画策に協力した罪で起訴されている。トルコは同氏が裁判所の判決に基づいて拘束されていると主張している。

しかし、国際NGOは彼の拘束は政敵への弾圧であり、人権侵害であると非難している。

西側10カ国がカバラ氏の釈放を求めた後、トルコは当初、多数の外交官を追放した。

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