イラン裁判所、ナザニン・ザガリ=ラトクリフ氏に対する新たな懲役1年の判決を支持

によるAP

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イラン控訴裁判所は、テヘランで長期拘束されているイラン系英国人女性に懲役1年を言い渡した判決を支持したと、彼女の弁護士が土曜日に発表した。

イラン控訴裁判所は、テヘランで長期拘束されているイラン系英国人女性に懲役1年を言い渡した判決を支持したと、彼女の弁護士が土曜日に発表した。

ナザニン・ザガリ=ラトクリフは、イスラム共和国ですでに5年の懲役刑を受けて服役している。彼女の弁護士であるホジャット・ケルマニ氏はAP通信に対し、控訴裁判所は今年初めに出された彼女にもう一年の懲役刑を言い渡した判決を支持したと語った。

判決にはさらに1年間の海外渡航禁止も含まれており、これは彼女が家族と合流するためにイランを出国することが約2年間できないことを意味する。

ザガリ=ラトクリフさんは、2009年にロンドンのイラン大使館前での抗議活動に参加した際、「体制に対するプロパガンダ」を広めた疑いで4月に有罪判決を受けた。

ケルマーニ氏は、ザガリ=ラトクリフ氏が控訴裁判所の判決について伝えたとき、「懸念していた」と述べた。同氏は、クライアントが彼女の家族と連絡を取っていると述べた。

イランの国営メディアは、明らかに非公開審問の後に出されたこの判決をすぐには認めなかった。

ザガリ=ラトクリフ氏はイラン政府転覆を企てた罪で有罪判決を受け、懲役5年の判決を受けたが、彼女やその支持者、人権団体はこの容疑を否認している。同通信社の慈善部門であるトムソン・ロイター財団に勤務していた彼女は、2016年4月、家族訪問を終えて英国に帰国する途中、テヘランの空港で拘束された。

人権団体はイランが西側諸国との交渉における金や影響力の交渉材料として二重国籍者を握っていると非難しているが、イラン政府はこれを否定している。イランは二重国籍を認めていないため、ザガリ=ラトクリフさんのような被拘禁者は領事館の援助を受けることができない。

新型コロナウイルスのパンデミックの急増により、当局はザガリ=ラトクリフさんを刑務所から一時帰休させ、それ以来、彼女はテヘランの両親の自宅に制限されている。

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