によるユーロニュース
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世界保健機関は、ヨーロッパにおける新型コロナウイルス感染者数が先週で10%増加したと発表した。
世界保健機関(WHO)は、EURO2020準々決勝を前に旅行中のサッカーファンに新たな警告を発した。
サンクトペテルブルク、ミュンヘン、バクー、ローマが開催都市として金曜日と土曜日に行われる4つの決勝トーナメントを数千人のサポーターが観戦することが許可されている。
WHOヨーロッパ地域局長のハンス・クルーゲ氏は声明で、「私はユーロ2020ファンや誰かの休暇に冷水を浴びせるためにここにいるわけではない」と述べた。
「しかし、選手たちを見る前に、そして全員が荷物をまとめて家の近くや遠くに当然の休息を取る前に、(いくつかの)メッセージを伝えることが私からの義務です。」
「旅行や集会を行う場合は、リスクを評価して安全に行動し、特に屋内や人混みの中では命を守るための反射神経であるマスクと自己防衛をすべて維持してください。」
ドイツの内務大臣は、火曜日にウェンブリー・スタジアムで行われたイングランド対ドイツの欧州選手権試合の観戦を4万人のファンに許可した欧州サッカー統括団体UEFAを批判した。
この決定について問われたホルスト・ゼーホーファー氏は、UEFAの立場は「まったく無責任」だと述べた。
「これはまた商業に関するものではないかという疑念を抱いており、商業は国民を感染から守ることを上回るものであってはなりません」と同氏は付け加えた。
WHOは、欧州における新型コロナウイルス感染者数は先週10%増加したが、その主な原因は旅行や集団集会の増加、制限緩和によると述べた。
欧州諸国にとっての重大な懸念は、インドで最初に検出されたコロナウイルスのデルタ変異種であることに変わりはない。
クルーゲ氏は、大陸は8月までに「デルタ優勢」になると警告し、ワクチン接種のペースはまだ遅すぎると警告した。
同氏は声明で「8月までにこの地域はワクチン接種が完全に完了しないだろう」と述べた。
「63%の人がまだ最初のジャブを待っており、8月になってもWHO欧州地域は依然としてほぼ制限がなくなり、旅行や集会が増加するだろう。」
「私たちが規律を保たなければ、そして私たち全員が順番が来たときにためらわずにワクチンを接種しない限り、WHO欧州地域に新たな波が起こるでしょう。」