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アレクサンダー・ブチッチ大統領は、セルビアがイスラエル大使館をエルサレムに移転することに同意したと米国大統領が宣言したとき、やや驚いた様子だった。
セルビアのアレクサンダー・ヴチッチ大統領は、セルビアがイスラエル大使館をエルサレムに移転することに同意したと米国大統領が宣言したとき、やや驚いた様子だった。
ヴチッチ氏は先週、セルビアとコソボの経済関係を正常化する米国の仲介による合意に同意するためホワイトハウスを訪れた。
会談ではセルビアがイスラエル大使館を移転することや、イスラエルとコソボが相互承認に合意することなどが盛り込まれた。
しかし、ドナルド・トランプ氏がセルビア大使館移転合意についてコメントすると、ヴチッチ氏は困惑した様子だった。
トランプ政権は2017年にエルサレムをイスラエルの首都と認め、2018年にはエルサレムに大使館を移転し、トランプ大統領は他国も追随するよう奨励してきた。
イスラエルとパレスチナの紛争は未解決であり、パレスチナ人はエルサレムを自分たちの首都だと主張しているため、物議を醸している。
ヴチッチ氏は本日、両国間で進行中の交渉の一環としてコソボのアヴドラ・ホティ首相とともにブリュッセルを訪れ、両国のEU加盟への取り組みがどのように進展しているかについて協議した。
しかしEUは各国がイスラエル大使館をエルサレムに移転することに反対している。
EU報道官ピーター・スタノ氏は、EUは意欲的な国々がEUの外交政策路線に従うことを期待していると述べた。
同氏は、各国のEUへの道が損なわれるわけではないが、エルサレムに関するEUの一般的立場に疑問を投げかけるような決定を下した場合、懸念と遺憾の意が高まるだろうと付け加えた。
会談を終えた後、ユーロニュースはヴチッチに対し大使館の状況を説明するよう求めた。
同氏は、「セルビアはまだその章を開いていない。しかし、私たちはできる限りEUの宣言、EUの決議に沿うよう最善を尽くしています。しかし、もちろん私たちは自分自身の利益に従います。」