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EU首脳はストラスブールの欧州議会をフランス当局が新型コロナウイルス検査センターとして利用できるようにした
ストラスブールの欧州議会(EP)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査および相談施設として利用できるようになった。
EP 社長のデイビッド・サッソリ氏は、フランス当局との協議を経て建物の提供が行われたと発表した。
サッソリさんはツイッターに「この困難な時期に、私たちは開催都市とその住民とともにいたいと思った」と書いた。
ストラスブール市長のローランド・リース氏は、この発表に「深く感動した」と述べ、この決定は「人道主義的な行動」だと述べた。
「この決定は、欧州諸国が感染症との戦いで示さなければならない相互支援の象徴でもある」と同氏は付け加えた。
国会議事堂がいつ試験センターとして再開されるかについては発表されていない。
これは、フランスでの新型コロナウイルス感染症の感染者数が10万人に近づき、死者数は8,900人に達している中でのことだ。
欧州連合は、危機への対応を巡り、アイルランドのレオ・バラッカー首相を含む一部の欧州首脳らから批判を浴びている。
「これは対称的な不況だ。欧州が団結に基づいて調整された共通の対応を取る時期があったとしても、今はそれがすべての人に影響を及ぼしている。」彼はユーロニュースに語った。
アイルランドはイタリアやスペインなど、域内で債務を分担する「コロナ債」の導入を求めている国の一つだ。