マクロン大統領が大西洋同盟を脳死と決めつけ、ドイツと米国がNATOを擁護

によるユーロニュースとロイター

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アンゲラ・メルケル首相は、フランス大統領は過剰反応していると述べた。

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、エマニュエル・マクロン大統領が調整不足と米国ホワイトハウスの予測不可能性のせいで大西洋横断同盟は「脳死を経験している」と発言してから数時間後に、NATOに対するエマニュエル・マクロン氏の批判を「徹底的な」ものだと述べた。

メルケル首相はベルリンでイェンス・ストルテンベルグNATO事務総長と並んで講演し、「フランス大統領は思い切った言葉を選んだ。それはNATO内の協力に関する私の見解ではない。そのような全面的な打撃は必要ないと思う」と述べた。

マクロン大統領は英紙エコノミストのインタビューで、一方で欧州の同盟国と、他方でNATO第2位の軍事力を有する米国とトルコとの間で戦略的連携が欠如していると述べた。

トルコは先月、NATO同盟国に反抗し、シリアへの軍事介入を開始した。

マクロン大統領は「われわれが現在経験しているのはNATOの脳死だ」と語った。

NATO加盟国が相互に軍事的に防衛することが期待されているNATO条約の第5条集団防衛保障を今も信じているかとの質問に対し、マクロン氏は「分からない」と答えたものの、米国は同盟国であり続けると述べた。

マイク・ポンペオ米国務長官も、1949年に設立されたNATOの擁護に飛びつき、NATOを「有史以来」最も重要な同盟であると主張した。ポンペオ長官はベルリンの壁崩壊30周年を記念してベルリンを訪問している。

しかし、マクロン氏の言葉はロシアでは好評で、ロシア外務省報道官のマリア・ザハロワ氏はマクロン氏の言葉を「黄金の言葉」と評した。

英国は12月4日にロンドンでNATO首脳会議を主催する予定だ。

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