によるユーロニュースとロイター
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セルビアのアレクサンダー・ヴチッチ大統領は、反政府デモ隊が入り口を封鎖したため、インタビューを受ける予定だったテレビスタジオの脇を使わざるを得なくなった。
セルビアの数百人の反政府デモ参加者が国営放送が入っている建物の正面玄関を封鎖し、訪問中のセルビア大統領は通用口の使用を余儀なくされた。
アレクサンダル・ブチッチさんは火曜日の夜、政府によるセルビアメディアの統制に反対して組織された怒りの抗議活動をなんとか回避した。
この日は、ヴチッチ氏が放送局RTSテレビで生インタビューに応じる予定だった矢先に行われたが、同テレビ局は大統領がメディア出演を許可し、難しい質問を避けていると抗議活動参加者らから非難されている。
ヴチッチはこれらの告発を否定している。
火曜日には特別警察部隊が介入し、野党デモ参加者とヴチッチ支持者約100人との間の暴力を阻止した。
ヴチッチはRTSスタジオ内から撮った写真をインスタグラムに投稿し、通用口から入ったと述べた。
「皆さんのサポートに感謝したい」と彼は書いた。
ほとんどの野党は、選挙運動に平等な競争条件が存在しないとの非難を理由に、来年の議会選挙をボイコットする予定である。欧州連合の仲介による両者とヴチッチ氏率いるセルビア進歩党との間の協議はまだ合意に至っていない。
野党・政党と運動の緩やかなグループであるセルビア同盟は、ヴチッチ率いるセルビア進歩党の支配が独裁的で腐敗し、メディアの自由と民主主義を抑圧しているとして抗議する集会をほぼ1年にわたって毎週開催してきた。
ヴチッチ氏とその党は疑惑を否定している。
セルビアは今年、国境なき記者団の世界報道自由指数で順位を14落とし、180州中90位となった。