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リビアの難破船で40人が死亡、国連が難民への措置を要求。
リビア沖での船の沈没で40人が死亡または行方不明になっている恐れがあることを受け、国連は移民と難民に対する緊急の行動を呼び掛けた。
フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官は、2019年に地中海で900人が死亡したにもかかわらず、海上で人命を救う当局の能力は低下していると述べた。
「救助という人道的行為が政治化されると、こういうことが起きる。非人道的で不道徳で違法だ」と同氏は語った。
UNHCRによれば、2019年にイタリアに到達しようとしていた移民を満載した船が北アフリカの国の海岸沖で転覆し、リビア沿岸警備隊は5,400人の移民を拿捕または救助したという。
UNHCRのチャーリー・ヤクスリー氏はユーロニュースに対し、地元の漁師と沿岸警備隊による救助活動が火曜日の朝から行われていると語った。同氏によると、生存者にはスーダン、エジプト、モロッコ、チュニジアの出身者も含まれていたという。
「このことは、難民がそもそもこのような命の危険を伴う旅をしなければならないと感じないよう、地中海での捜索救助能力の増強と、リビア国内での有意義な代替手段の緊急の必要性を改めて浮き彫りにしている」と述べた。
「特にリビアからヨーロッパへの国境では、人々の死亡率が信じられないほど憂慮すべきほど上昇している。現在、ヨーロッパの海岸に到着する6人か7人につき1人がそのルートで死亡するという状況になっている。
「前年と比較すると、ヨーロッパに来る入国者の総数は大幅に減少しているが、依然として多くの人命が失われていることが確認されており、もはや入国者の危機ではなく、真の死亡の危機が存在している。
「現状を続けられないことは、かなり前から明らかだった。ここ数週間、数か月で同様の悲劇があまりにも頻繁に起きており、そのたびにあふれんばかりの同情の声が寄せられているが、その感情を今こそ意味のある行動に変えなければならない。 」