EU、イラン核合意は「まだ生きている」と表明

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しかしイスラエルのネタニヤフ首相はEUの立場を第二次世界大戦前のナチスドイツの宥和政策に例えた。

欧州連合諸国は月曜日、イラン核合意を支持し、イランの最近の挑発はまだ合意条件の「重大な」違反には至っていないと述べた。

退任するEU外交政策責任者フェデリカ・モゲリーニ氏は記者団に対し、2015年の合意は「絶好調ではないが、まだ生きている」と語った。

同氏は、「合意を成立させないことは誰にとっても恐ろしい選択肢である」ため、合意を失敗に導くよりは「ピースをまとめる」努力の方が良いと述べた。

しかし、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、EUの立場を第二次世界大戦前のナチス・ドイツとの外交の失敗に例えた。

「イランの違反に対する欧州連合の対応は、1930年代の欧州の宥和政策を思い出させる」と述べた。 「欧州には、イランの核ミサイルが欧州本土に着弾するまで目覚めない人たちがいるようだ。だが、もちろん、それでは手遅れになるだろう。」

フランス、英国、ドイツは日曜日、ペルシャ湾の緊張激化を理由に合意が瓦解する危険があるとして、対話の再開を求めた。

ほぼ正確に4年前に署名されたこの協定は、理論的にはイランが原爆に十分な核分裂性物質を生産するのにかかる時間を延長することを目的としていた。

しかし、米国が昨年5月に撤退し、対イラン制裁を再発動した後、イラン政府は今後は義務の一部を尊重しないと述べた。

協定の完全順守を継続するというヨーロッパの締約国の警告に反して、イラン政府は許可されているよりも多くの低濃縮ウランを蓄積し、協定で許可されている3.67%を超えるウラン濃縮を開始した。

先週、英国が対シリア制裁違反の疑いでイランのタンカーをジブラルタル沖で拿捕し、緊張はさらに高まった。

イランは英国に対し同船の釈放を要求し、同船が欧州連合の制裁に違反してシリアに石油を輸送していたことを否定している。

モゲリーニ氏は、イランが最近取った措置は遺憾だが、逆転は可能だと述べた。

同氏は「われわれが11時を迎えているかどうかは分からないが、そうでないことを願っている。なぜなら(協定を)維持する合理的な理由があるからだ」と述べた。

「われわれは、技術的にはこれまでに講じられたすべての措置、そしてわれわれが講じたことを遺憾に思っている措置はすべて元に戻すことが可能であることを指摘する。そのため、われわれはイランに対し、措置を撤回して合意の完全遵守に戻ることを期待し、また要請する。」

イランのハッサン・ロウハニ大統領は日曜のテレビ演説で、米国が制裁を解除して核合意に復帰すれば、イランは米国と協議する用意があると述べた。

ドナルド・トランプ米大統領政権は、核と安全保障問題に関するより広範な合意に向けてイランと交渉する用意があると述べた。

しかしイランは、米国が協定から離脱する前と同量の原油を輸出できるようになることが条件で、交渉に臨んだ。

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