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スペイン議会運営機関は金曜日、2017年のカタルーニャ州独立誘致の失敗を巡る裁判に臨む中、投獄されたカタルーニャ州議会議員4人の議員権を停止した。
スペイン議会は金曜日、投獄されたカタルーニャ州議会議員4人が2017年の独立誘致失敗をめぐる裁判に臨む中、議員の権利を停止した。
与党社会党PSOE、保守人民党、シウダダノスの中道派はこの決定に賛成票を投じた一方、左派ポデモスは反対票を投じた。
この発表は議会運営機関を代表してメリチェル・バテット下院議長が発表した。
投獄された国会議員の一人であるカタルーニャ州の地域副大統領、オリオール・ジュンケラス氏は直ちにこの動きを非難した。
ジュンケラス氏は進行中のEU選挙に言及し、「スペインでは資格停止処分を受けたが、欧州ではこれを行うことはできない」とツイッターに投稿した。
「政治犯が欧州議会に入るのは、スペイン国家の弾圧を非難する最良の方法だ」とジュンケラス氏は続けた。
議席がどうなるかはすぐには明らかではなく、当面は空席のままにしておくのか、それとも辞職して同僚の政治家にその職を譲るのかを決めるのは4人の議員次第である。
議席が空席のままであれば議員の総数は減少し、議会が大きく分裂している中で、カタルーニャ人の支援なしに再選される可能性のあるペドロ・サンチェス首相代行に有利に働く可能性がある。
オリオル・ジュンケラス氏と同じく分離主義者のジョゼップ・ルル氏、ジョルディ・トゥルル氏、ジョルディ・サンチェス氏は、2019年4月のスペイン総選挙で議席を獲得した。一方、ラウール・ロメバ氏はスペイン上院で議席を獲得した。
彼らは現在刑務所に拘留されており、反乱、扇動、横領の罪で裁判を待っている。これは、後にマドリードが違法と宣言した2017年のカタルーニャ独立住民投票における彼らの役割に関連している。
月曜日の前例のない措置として、カタルーニャ州の指導者5人が火曜日に刑務所から出所を許可され、スペイン議会開会式で宣誓を行うこととなった。
しかし、スペイン最高裁判所は議会運営機関に対し、投獄中の議員らの拘留期間中の停職処分を勧告した。議会規則に基づき、一時拘留された議員は自動的に停職処分となる。