メキシコ、スペインとバチカンに16世紀の征服中の行為に対する謝罪を要請

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アンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール大統領は月曜日、フェリペ6世国王とフランシスコ法王に書簡を送り、「虐殺と弾圧」について謝罪するよう求めたと述べた。

メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は月曜日、スペイン政府とバチカンに対し、約500年前のこの地域の征服中に先住民族に対して犯された人権侵害について謝罪するよう求めた。

ロペスオブラドール氏はソーシャルメディアに投稿した動画の中で、スペインのフェリペ6世国王とフランシスコ法王に「現在人権として知られているものの侵害に対する先住民族への許しを求める」書簡を送ったと述べた。

左翼指導者は、メキシコ南東部タバスコ州にある古代マヤ遺跡コマルカルコの話で、「いわゆる征服は剣と十字架によって行われた」と付け加えた。

同氏は、16世紀のアステカ帝国征服中にスペイン軍が犯した「虐殺と弾圧」を非難し、「彼らは(先住民の)寺院の上に教会を建てた」と述べた。

ロペスオブラドール氏は「和解の時が来た。だが、まずは許しを求めよう」と続けた。

「共有された過去」

しかしスペインはメキシコの要請を断固拒否した。

「500年前にスペイン人が現在のメキシコ領土に到達したことは、現代の考慮に照らして判断することはできない」と声明で述べた。

さらに、「我々の2つの兄弟国は、怒りを持たずに、建設的な視点を持って我々の共有した過去を読む方法を常に知っている」と付け加えた。

メキシコは10年以上にわたる武装闘争の末、1821年にスペインからの独立を達成した。現在、ヨーロッパの国はメキシコにとって米国に次ぐ最大の海外直接投資源となっている。

スペインのペドロ・サンチェス大統領は、2018年12月の選挙後にロペスオブラドールを訪問した最初の外国首脳でもあった。

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