によるキャロル・E・リーとNBC ニュース 政治
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トランプ政権は、米軍撤退後にトルコがクルド人を攻撃しないという保証を求めている。
アンカラ — ジョン・ボルトン国家安全保障問題担当補佐官は月曜日、シリアへの米軍の関与の将来について政府当局者らと物議を醸すことが予想される会談のためトルコに到着した。
ワシントンとアンカラの間で緊張が高まる中、火曜日に予定されていたボルトン氏とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領との会談には不確実性が漂った。
トルコ到着前、ボルトンメッセージをプレビューした同氏はエルドアン大統領に伝える予定だ。「ドナルド・トランプ大統領は、トルコがISISとの戦いで米国の同盟国であるシリアのクルド人を攻撃しないことに同意するまで、シリア北部から米軍を撤退させない」。
ボルトン氏によると、この要求はトランプ大統領から来たもので、米国の撤退後にトルコがクルド人を「虐殺」しないように米国は確保すると述べたマイク・ポンペオ国務長官の発言に続くものだった。
トルコ当局者は、政府がシリアのクルド人を標的にするという示唆を批判した。そして月曜日、エルドアン大統領は次のように発表した。ニューヨーク・タイムズ紙の論説トランプ大統領はシリアから撤退するという正しい判断を下し、トルコ政府は「シリアのクルド人と議論の余地はない」と述べた。
トルコの指導者は、トルコが創設するシリアの「安定化軍」を呼び掛けた。そのためにトルコは米国とともにISISと戦ったシリア系クルド人を精査し、「テロ組織とつながりのない」人たちも新たな安定化部隊に含めるとエルドアン大統領は書いた。
「多様な団体だけがすべてのシリア国民に奉仕し、国のさまざまな地域に法と秩序をもたらすことができる」と彼は書いた。
エルドアン大統領が「トルコは友人や同盟国と協力し、行動を調整するつもりだ」と書いたボルトン大統領の発言に直接言及していたかどうかは不明だ。
ボルトン氏は週末記者団に対し、ホワイトハウスは「トルコが米国と十分に調整、合意されていない軍事行動をとるべきだと考えていない」と語った。
ボルトン氏とトルコ当局者らとの協議の主な目的は、ISISの復活を阻止する米軍撤退後のシリア情勢の概要について合意に達することだ。
ボルトン氏はイスラエルからトルコに飛ぶ前に、「シリア北東部に悪性勢力が利用できる空白地帯がないようにしたいということの一つであり、それがトルコ側との協議の大きな部分を占めることになる」と述べた。
トルコ訪問は、トランプ大統領が先月シリアから全米軍を即時撤退すると突然発表したことによる影響を抑えるためにボルトン氏とポンペオ氏が行っている一連の地域訪問の中で最も重要なものの一つである。
ボルトン氏は、トランプ大統領がエルドアン大統領との最近の会話の中で、エルドアン大統領がシリアのクルド人追撃に軍隊の撤退を利用しないと保証するまでシリアから軍隊を撤退させるつもりはないと明言したと述べた。
ボルトン氏は、米国の撤退はホワイトハウスがクルド人保護についてトルコと合意に達することができるかどうかにかかっていると述べたが、米国軍がシリアに駐留する期間は無制限ではないとも述べた。最大のポイントは、米国がシリア北東部から撤退するということだ」とボルトン氏は語った。
ボルトン氏は、トルコ当局者との協議は、米国がシリアに関して外国政府と行っている中で最も重要なものの一つであると述べたが、火曜日にアンカラを出発するまでに協議が終わるとは予想していない。
統合参謀本部議長のジョセフ・ダンフォード大将は議論を続けるためトルコに残る。国務省のシリアおよびISIS連合担当特使であるジェームズ・ジェフリー大使もアンカラでボルトン氏と合流し、今週シリアのクルド人反政府勢力と会談する予定だ。