合意なきEU離脱は英国とEUをより大きなリスクにさらす、安全保障大臣が警告

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英国が合意なしにEUから離脱した場合、DNA、指紋、容疑者に関する情報が共有されるEUのデータベースから削除されることになる。

「合意なき」EU離脱は英国と欧州連合をより大きなリスクにさらすことになると英国の安全保障大臣は警告した。

英国のベン・ウォレス安全保障相は、ロンドンで法執行機関と安全保障の指導者らに向けた演説で、合意なき欧州連合離脱は欧州のパートナーと緊密に協力する英国の能力に「現実的な影響」を与えると主張する予定だった。

内務省が共有した今後の演説の詳細によると、ウォレス氏は「過去数十年の経験を通じて、効果的な安全保障の核心は緊密な協力であることを学んだ」とウォレス氏は語る予定だ。

「合意なき事態は、欧州のパートナーと協力して国民を守る我々の能力に大きな影響を与えるだろう。

彼の警告はこうなるEU離脱省からの文書合意なしでEUから離脱すれば、英国は犯罪記録、DNA、指紋、乗客情報、指名手配容疑者に関する警告が共有されているEUのデータベースへのアクセスを失うことになると述べている。

また、英国は欧州逮捕状を発行できなくなり、引き渡し手続きが大幅に遅れ、同国の司法制度と刑務所制度にさらなる負担がかかることになる。

テロ対策、サイバーセキュリティ、不法移民に関する協力にも影響が及ぶだろう。

同紙は、「合意なきシナリオでは、英国とEUがこうした進化する脅威に戦略的に取り組むことが難しくなるだろう」と述べている。

ウォレス氏はまた、EU離脱合意は「EUが非EU諸国とこれまでに築いてきた中で最も包括的な安全保障関係の基礎を築く」と述べる予定だ。

しかし、主要野党労働党のダイアン・アボット氏は、言った政府は「EU離脱後の警備と治安の取り決めに失敗した」。

英国は2019年3月29日にEUを離脱する予定で、その後協定が承認されれば英国とEUは移行期間に入る。その間、安全保障を含め、まだ完全に具体化されていないさまざまな問題についてさらなる交渉が行われることになる。

国会議員が12月11日に合意に反対した場合、英国は合意なしで破綻するリスクがあり、正式に離脱するとEUプログラムへのアクセスが突然遮断されることになる。

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