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英国のジェレミー・ハント外相はイランに対し感情的な嘆願を行い、投獄されている英国とイランの二重国籍者のナザニン・ザガリ=ラトクリフを釈放するよう同国に圧力をかけた。
英国のジェレミー・ハント外相は、イランで投獄されている慈善団体活動家ナザニン・ザガリ=ラトクリフ氏の即時釈放を個人的に訴え、同氏はイランと英国の二重国籍者の4歳の娘と面会した。
ハント氏の訪問は、中東の国での二重国籍者の拘束とイエメン戦争を巡る両国間の緊張のさなかに行われた。
ハント氏はイランのモハマド・ジャワド・ザリーフ外相との会談前、「何よりも、イランで投獄されている無実の英国とイランの二重国籍者が英国の家族の元に戻るのを見なければならない」と述べた。
「ひどい別居を余儀なくされた家族から、あまりにも多くの悲痛な話を聞きました。」
ザガリ=ラトクリフさん(39歳)は、2016年4月に投獄されて以来、娘のガブリエラさん(4歳)と引き離されている。
慈善活動家は逮捕されたとき、家族訪問を終えてイランから英国に戻る飛行機に搭乗していた。彼女はスパイ容疑で告発され、有罪判決を受け、5年の懲役刑を受けた。
ザガリ=ラトクリフさんは疑惑を否定し、娘を家族に紹介するためにイランに来たと主張した。
ガブリエラと時間を過ごした後、ハントさんは「どんな子供も母親なしでこれほど長く過ごす必要はない」とツイートした。
一方、ナザニンさんの家族は、2年半後のザガリ=ラトクリフさんの釈放を求めて活動を続けたハントさんを称賛した。
ユーロニュースはイラン外務省にコメントを求めた。