公開日•更新されました
この記事をシェアする
ドイツとトルコの首脳がベルリンで共同記者会見を開く。
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とドイツのアンゲラ・メルケル首相は、3日間の訪問中の金曜日の会談で両国間の緊張を緩和したいと考えている。
共同記者会見の主なトピックの一部を以下に示します。
人権
エルドアン大統領に最も批判的なトルコ人ジャーナリストの一人であるカン・ダンダル氏は、最終的に記者会見に出席しないことを決めた。
トルコの最高裁判所は3月、ダンダル氏にスパイ容疑で最長20年の禁錮刑を言い渡すべきだとの判決を下した。野党新聞「ジュムフリイェット」の元編集長。エルドアン大統領は同氏をスパイ活動で有罪判決を受けた工作員だと説明した。
ドイツはエルドアン大統領によるジャーナリストや政敵への弾圧を最も激しく批判してきた国の一つで、もしダンダル首相が記者会見に出席すれば、メルケル首相はゲストに人権記録を清算するようメッセージを送ることになるだろう。
ダンダールとギュレンの引き渡し要請
エルドアン大統領は会議で、トルコにはダンダル氏の引き渡しを要求する「当然の権利」があると述べたが、同時に2016年のクーデター未遂の責任を負っているドイツ在住の聖職者フェトフッラー・ギュレン氏とその支援者数百人を引き渡すようドイツにも要請した。
ギュレン師支持者の大多数は、トルコ政府が「FETO」と呼ばれるテロ組織と名付けた、いわゆるギュレン運動と関係があると非難されている。
しかしメルケル首相は、何かをする前にさらなる証拠が必要だと述べた。
私たちはトルコが提供した証拠を非常に真剣に受け止めているが、(クルド人)PKKを分類したのと同じ方法で分類するにはさらに多くの資料が必要だ」と彼女は記者団に語った。
10月にイドリブ上空で会談
メルケル首相は、反政府勢力最後の拠点であるシリアのイドリブを巡り、エルドアン大統領、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と10月に会談すると述べた。
メルケル首相は木曜日、トルコとの経済関係を改善したいが、エルドアン大統領とともに人権問題についても取り上げると述べた。トルコにいるドイツ人捕虜の運命も議題となる。
エルドアン大統領はベルビュー宮殿で軍の名誉をもって国賓訪問を開始し、そこでフランク=ヴァルター・シュタインマイヤー大統領と会談した。
同氏は多額の対外債務負担を感じている経済をてこ入れするため、ドイツからの投資を確保したいと考えている。トルコリラは今年40%下落した。
さらにエルドアン大統領は、トルコはEUとのビザ自由化に向けた6項目を速やかに完了させると述べた。