ロシアと中国、大規模な合同軍事演習を実施

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ロシアは何十年もの間、中国を潜在的な脅威の一つと考えてきた。

月曜日まで行われるロシアのボストーク2018(東2018)演習は、シベリアとロシア東海岸沖の海域で行われており、30万人の兵士、1,000機以上の軍用機、2つの海軍艦隊が参加する。

中国メディアの報道によると、中国軍兵士3200人と航空機30機も参加している。

この軍事演習は西側諸国とロシアとの間の緊張が高まる中で行われており、NATOはこの演習を注意深く監視すると発表しており、アジア太平洋地域で強力な軍事的プレゼンスを有する米国も同様である。

しかし、ロシア政府は、これは軍隊の戦闘準備能力をテストする毎年恒例のテストにすぎないと主張しており、ウラジーミル・プーチン大統領は、ロシアにはいかなる攻撃的な意図もないと強調した。

注目すべきは、中国の関与が拡大していることである。何十年もの間、中国政府はロシアによって潜在的な脅威とみなされていた。

中国人民解放軍は過去にロシアと軍事演習を行ったことがあるが、これほど大規模なものは初めてであり、中国の官製メディアは戦略的パートナーシップの深化を喧伝している。

メディアは初めて、中国とロシアのパートナーシップが国際システムにおける米国の覇権的役割に挑戦することを目的としていると公然と強調している。

一方、専門家らは、この訓練が戦闘における戦術的協力を磨くための日常的な軍事行事なのか、それとも「外敵」に対する微妙な目配せなのかについて議論している。

ロシアは明らかに力を入れている。それは、ロシアが遠く離れたシリアでも戦える世界的な軍事大国であり、米国が制裁を強化すればいつでも中国に軸足を移すことができると示すことだ。

ハドソン研究所の政治アナリストは、中国にとってそれははるかに抑制された問題であると述べた。

「中国のテレビ報道を見ると、習近平がウラジオストクの経済フォーラムでどのように地域のインフラ建設について語り、軍事演習にはそれほど重点を置いていないかを放映している。もし彼らがそのことに言及するなら、それははるかに重点を置いている。この地域の平和のために、中国は米国や西側諸国に対するロシアとの枢軸関係にあると見られることを望んでいない」とジョナス・パレロ・プレスナー氏は述べた。

そして中国は現在シリアで戦闘中のロシア軍から多くを学ぶことが期待されている――自国の人民解放軍は1970年代後半のベトナムとの最後の戦争以来、武力紛争を起こしていない。

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