「ロシアでは誰もこの話を信じていない」とロシアの安全保障専門家がユーロニュースに語る

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ロシアの安全保障専門家アレクセイ・ポドベレズキン氏はユーロニュースに対し、ロシア政府が元工作員セルゲイ・スクリパリ氏の毒殺に関与したとはロシアでは誰も信じていない、と語った。

水曜日、ロシアの諜報員2名が、3月に元ロシアスパイのセルゲイ・スクリパリさんとその娘ユリアさんを殺害しようとした疑いで起訴された。

テリーザ・メイ英国首相告発をした下院で演説し、攻撃の背後にはモスクワがいると改めて非難した。

ロシアは関与を繰り返し否定している。

しかし、ロシア外務省が支援するモスクワ国立国際関係研究所のアレクセイ・ポドベレズキン教授は、英国には攻撃の責任をモスクワに負わせる本当の証拠はないと主張した。

「彼らは証拠を持っておらず、たとえ証拠を持っていたとしても、それを公表したくないのに、どうしてやらないのか。私たちは公式および非公式のルートで数回尋ねたが、彼らは答えなかった」とポドベレズキン氏は語った。ユーロニュースのガリーナ・ポロンスカヤ特派員に語った。

ポドベレズキン氏は、英国がセルゲイ・スクリパリ事件を存続させているのは、英国にとって「ロシア侵略の話を長引かせるための良い議論」だからだと信じている。

同氏は、スクリパリ氏はロシア治安当局にとって重要な人材ではなかったため、ロシアでは誰も英国の言い分を信じていないと付け加えた。

「(スクリパリは)何の情報も与えずにこの国を裏切っただけの男で、ロシアの安全保障には何もしなかった。」

同安全保障専門家は、「政治レベルの誰もそのような決定を下すことはできない」ため、ロシア諜報員によるスクリパリ容疑者の毒殺の可能性は非常に低いと付け加えた。

同氏はノビチョク中毒事件は「(ロシアとの)関係を悪化させる西側連合の戦略」だと主張した。

「関係悪化は非常に悪いことになり得る。なぜなら、武力が軍事的なものになると、このエスカレーションが限界に達することがあり、それは非常に危険だからだ。」

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