元FARC戦闘員、和平合意にもかかわらず「コロンビアで殺害」

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州検察官は火曜日、コロンビア革命軍(FARC)ゲリラが50年にわたる戦争終結に合意してから2年後、2018年だけで少なくとも22人の元メンバーが殺害されたと発表した。

州検察官マーサ・ジャネス・マンセラ氏によると、2018年初め以来、コロンビアでは少なくとも22人の元コロンビア革命軍(FARC)メンバーが殺害された。

同氏は火曜日の記者会見で、殺害のうち8件は他の民兵組織やFARC反体制派によるものと考えられているが、1件を除く残りについてはまだ捜査中であると語った。

この殺害により、ゲリラグループが2016年11月にコロンビア政府との和平合意を受け入れ、50年にわたる権力闘争に終止符を打って以来、元FARC戦闘員、親族、関係者の死亡者数は合計40人となった。

このグループは7か月以内に武装解除し、7月に共通代替革命軍と呼ばれる共産主義政党として再結成した。

最近暗殺された元FARCメンバーは、「ミサエル」という別名で活動していたフアン・ビセンテ・カルバハルと名付けられた。元ゲリラ戦士は月曜日、ベネズエラ国境近くのアラウカ県で死亡した。

FARC党のロドリゴ・“ティモシェンコ”・ロンニョーノ党首は、カルバハルが「アラウカで起き、非常に多くの傷を負った紛争で重要な役割を果たした」と述べた。

同氏は、和平合意の署名直後に釈放されたカルバハル氏は「この地域に元FARCメンバーを公然と脅迫する民兵組織や反体制派の存在を知っていた」と付け加えた。

カルバハル氏は、和平交渉が進行中の2015年、麻薬密売容疑で反政府勢力を求める米国の引き渡し要請がコロンビアによって拒否されたことを受けて話題となった。

しかし、彼の殺害から数時間後、FARCは声明を発表し、コロンビア当局が元戦闘員とその家族が社会に復帰する際に十分な保護を提供するという和平協定の立場に応じなかったとして非難した。

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