権利団体、解放されたモスルでの「復讐殺人」を非難

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ISIL戦闘員とみられる人物が民兵組織や治安部隊の手によって殺害されたと称する動画がソーシャルメディア上に公開された。

モスルをISIL捕虜から解放すれば、イラク第2の都市での暴力が引き起こされ、終結すると考えていた人々は、考え直す必要があるかもしれない。

モスルの住民の中には武装勢力による都市支配の終結を祝う人もいるが、命の危険を感じている人もいる。

ソーシャルメディアにアップロードされたビデオは、かつて街を恐怖に陥れた聖戦戦士との関係が疑われる人物への恐ろしい仕打ちを映すものだと主張している。

#イラン人支持された#PMF兵士が残忍な攻撃を記録した#モスル彼らが非難している住民#はメンバーpic.twitter.com/3bHCu3PU3Q

— FRB-I (@FRBIU)2017 年 7 月 13 日

イラク治安部隊の隊員らが手錠をかけられ床に座る容疑者に向かって叫び、殴る姿が目撃されている。

さらに別の映像では、兵士らがISILメンバーとみられる人物を崖から投げ落とし、その後、息絶えて下の地面に横たわる遺体を射殺する様子が映されており、既に血なまぐさい作戦の悲惨な結末となった。

イラク民兵情報筋がモスルの老人と弱者をISIS戦闘員として降伏させてパレードし、その後これらの犯罪を応援pic.twitter.com/GmmuWnGdNQ

— 未チェックレポート (@UncheckedReport)2017 年 7 月 13 日

それは、モスル奪還作戦の開始時に多くの人が恐れていた通りであり、シーア派解放者の手によるスンニ派イスラム教徒の報復殺害である。

人権団体はすでに虐殺を非難しており、国連人権高等弁務官は「ISILの犯罪は恐ろしいが、復讐の余地はない」と述べた。

つい数日前にモスルでのISILに対する完全勝利を発表したばかりのイラクのハイダル・アル・アバディ首相は、殺害についての全面的な調査を約束し、同政府は戦闘で避難した人々を帰還させるための作戦をただちに開始すると述べた。

1分09秒終了

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