ポーランド上院議員、検察が電話ハッキングで足を引っ張っていると発言

によるロイター

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ワルシャワ - イスラエルに本拠を置くNSOグループが開発した高度なスパイウェアを使用して携帯電話がハッキングされたと信じているポーランドの野党上院議員は、この事件を役職間で引き継がれる「ホットポテト」とみなし、この事件に対処しなかったとして検察を非難した。

AP通信(AP通信)は今月、トロント大学の研究者らがクシシュトフ・ブレーザ上院議員が2019年、最大野党の選挙運動中にペガサス・ソフトウェアを使用してハッキングされたことを発見したと報じた。

AP通信はまた、トロント大学のシチズン・ラボ・プロジェクトにより、政府の司法改革に批判的な検察官エヴァ・ウルゾセク氏と野党勢力の代理人を務める弁護士ローマン・ギアティヒ氏の携帯電話がハッキングされていたことが判明したと報じた。

3人はいずれも、ポーランドの与党国家主義政党「法と正義」(PiS)がハッキングの犯行だと主張している。

ポーランド治安当局の広報担当スタニスワフ・ザリン氏は、ポーランド治安当局が使用した手法や、同当局が特定の個人を捜査したかどうかについてはコメントできないと述べた。

同氏は以前、ポーランド軍が国内の政治闘争に関与しているという指摘は誤りであると述べた。

PiSの広報担当者はそれ以上のコメントを控えた。 「治安当局はこの件についてコメントしている」と彼女は述べた。

ブレジザ氏は電話でロイターに対し、「検察は何もしていない。機能が麻痺している」と語り、9月に自身と妻が電話ハッキングの可能性について検察に通報していたと付け加えた。

「検察は時間稼ぎをしている。彼らは捜査を始めたくないし、捜査の開始を拒否しているのではなく、単に別の場所に放り込むのが最善のホットポテトとして扱っているだけだ」とブレジザ氏は語った。

同氏は、告訴状は全国の検察庁の間で引き継がれたが、何の効果もなかったと述べた。

国家検察庁と現在ブレジザ氏の事件を扱っているオストロフ・ヴィエルコポルスキの検察庁はロイターのコメント要請にすぐには応じていない。

政府批判者らは、検察庁が政治化されていると主張する。欧州連合が裁判所の独立性を損なうとしている司法改革の立案者であるズビグネフ・ジオブロ法務大臣は、検事総長も務めている。

NSOグループは、政府や法執行機関が犯罪やテロと闘うために使用するテクノロジーを開発しており、悪用を防ぐための安全策を講じていると述べた。

デジタル権利研究者らは、ペガサスが数カ国で市民社会をスパイするために利用されてきたと述べている。

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