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ブルガリアの国会議員ラダン・カネフ氏は、ウクライナ戦争への抗議でロシアのパスポートを焼き捨て、現在本国で脱税容疑で指名手配されているアレクセイ・アルチン氏の事件を訴えた。
ブリュッセルはEU諸国に対し、ロシア人の本国への引き渡しを一時停止するよう強く求めるべきである。
これがブルガリアの国会議員ラダン・カネフ氏の見解だ。
欧州人民党(EPP)グループのカネフ氏は、ロシア国籍のアレクセイ・アルチン氏のブルガリアからの引き渡しを阻止しようと介入している。
アルチンさんは2月下旬、ロシアのウクライナ侵攻に抗議するため、過去8年間居住してきたブルガリア北東部の港湾都市ヴァルナでパスポートを焼いた。
現在、モスクワは脱税容疑でアルチンの引き渡しを望んでいるが、アルチンと彼の支持者は政治的動機によるものだと主張している。
ブルガリア検察当局はロシアの要請を黙認した。アルチン氏は控訴した。
カネフ氏は書簡の中で、「人権侵害、非人道的な扱い、拷問、不法な刑事裁判所の判決、および不可解な死亡事件のあらゆる証拠があるにもかかわらず、主に国家が促進した政治的暴力に起因するという事実に対して深い懸念を抱いている」と述べた。 EU加盟国は依然として、反対運動や反体制歴のあるロシア国民のロシア連邦への引き渡しを進めている。」
引き渡しは各国の司法当局の権限であると考えられているが、カネフ氏は、EU加盟国の閣僚で構成される司法内務理事会が3月初旬、ロシアによるウクライナに対する違法かついわれのない攻撃を考慮すると、引き渡しが加盟国にとって望ましいと宣言したことを思い出した。 「ロシアとベラルーシから提出された刑事問題への協力要請を処理しない」。
カネフ氏の取り組みは現在、他の議員からも署名を集めている。