によるユーロニュース
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しかし食糧農業機関(FAO)は、多くの不確実性が残り、今後数カ月間の価格に悪影響を与える可能性があると警告した。
食糧農業機関(FAO)は金曜日、世界の食料価格は先月「大幅に下落した」と発表し、しかし将来の生産を巡る不確実性は依然として続くと警告した。
食料品バスケットの国際価格の月ごとの変化を測定するFAO食料価格指数は、7月の平均140.9ポイントで、6月から8.6%下落した。
これは同指数の月間下落としては2008年10月以来の大幅な下落であり、4か月連続の前月比下落となった。
それにもかかわらず、指数は2021年7月と比べて13.1%高いままでした。
FAO首席エコノミストのマキシモ・トレロ氏は「食料品価格が非常に高い水準から下落することは、特に食料アクセスの観点から見た場合、歓迎すべきことだ」と述べた。と声明で述べた。
「しかし、将来の生産見通しや農民の暮らしに影響を与える可能性のある肥料価格の高騰、世界経済の見通しの悪さ、為替の動きなど、多くの不確実性が残っており、これらすべてが世界の食料安全保障に深刻な負担をもたらしている」と同氏は付け加えた。
FAO植物油価格指数は最大の下落を記録し、7月は6月から19.2%下落し、10カ月ぶりの低水準となった。
一方、穀物価格指数は6月から11.5%下落したが、依然として2021年7月の水準を16.6%上回った。
前月比の下落は、小麦価格の急落(-14.5%)によって引き起こされたが、これはモスクワとキエフが数百万の小麦の安全な輸出を許可する合意に達したとの発表に対する市場の反応に部分的に起因している。ウクライナの港に滞留している何トンもの穀物と、北半球で進行中の収穫による季節的な入手可能性の問題です。
砂糖、乳製品、肉の指数も低下したが、程度は小さかった。
FAO食料価格指数は3月に過去最高の159.7ポイントに達し、ロシアの対ウクライナ戦争の影響ですでに1990年の創設以来最高水準に達していた2月から12.6%上昇した。
FAOによると、ロシアとウクライナを合わせると、過去3年間で世界の小麦とトウモロコシの輸出量のそれぞれ約30%と20%を占めた。