英国選挙:ロンドン市長サディク・カーンが二期目に勝利

によるAP によるユーロニュース

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カーン氏の勝利は、イングランドの地方選挙で大敗した労働党にとって追い風となるだろう。

英国労働党所属のロンドン市長サディク・カーン氏が土曜日、2期目の就任を確実にした。

第2希望票の集計時点でカーン氏は得票率55.2%を獲得し、保守党のライバルであるショーン・ベイリー氏の44.8%を上回った。前回より勝率が若干下がった。

結果発表後の講演で、カーン氏はコロナウイルスのパンデミックを受けて、2期目の任期中に首都の多様なコミュニティの間に「橋を架ける」と述べた。

今後3年間の任期中に「団結と協力の精神」を活用してロンドンを「より良く明るい未来」に導くと誓った。

カーン氏の勝利は、イングランドの地方選挙で大敗した労働党にとって追い風となるだろう。

保守党は、工業化が進んだ町ハートリプールで、1974年以来労働党が保持してきた議席をめぐる特別選挙で勝利した。

労働党は伝統的な中心地では明らかに地盤を失いつつあるが、大都市などイングランドの他の地域では支持を維持していた。

同党はロンドン以外にも、リバプール市地域のスティーブ・ロザラム氏、グレーター・マンチェスター市のアンディ・バーナム氏、ブリストル市を含むイングランド西部地域のダン・ノリス氏など、他の市長選で勝利を収めた。

ウェールズでは、やはり過半数に1議席足りなかったにもかかわらず、労働党がウェールズ政府の政権運営を22年間延長した。マーク・ドレークフォード氏は首相に留まるが、党は「急進的」かつ「野心的」になるだろうと語った。

一方、バーミンガム市を含むウェストミッドランド市長には保守党のアンディ・ストリート氏が再選された。

労働党の新党首キア・スターマー氏は、いかにして従来の有権者と再び結びつくことができるかについての戦略を近く打ち出すと述べた。

同氏は詳細については明らかにしていないが、トップチームの刷新を検討していると考えられており、まずは副首相のアンジェラ・ライナー氏を党委員長兼選挙調整役の職から外すことから始めると考えられている。

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