ドイツ警察、若者を膝で押さえつけ捜査

によるAP通信

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デュッセルドルフ警察は声明で、事件のビデオを「警察がどのように介入したかに関して集中的に分析および評価中」であると述べた。

ドイツ警察は、デュッセルドルフの警察官2人が若い男性を地面に押さえつけ、1人は後ろ手に腕を押さえ、もう1人は膝で頭を押さえるという週末の事件がビデオで捉えられ、内部捜査を開始したと当局が月曜日に発表した。

ツイッターで広く共有された土曜夜の事件の動画では、傍観者が「膝を動かせ、兄弟」「面白くない」などと言っているのが聞こえる。

デュッセルドルフ警察は声明で、土曜午後7時半ごろ、市中心部にあるレストランで約10人が暴動を起こしているとの通報を受け、警察官らが呼び出されたと発表した。

警察によると、取り押さえられた若者は騒動には関与していなかったようだが、現場に到着した際に「警察の措置を妨害」し、身元を確認しようとした警官らに暴行を加えたという。

事件後、名前と年齢は明かされなかった青年は身元確認のために警察署に連行され、法的保護者に引き渡された。

デュッセルドルフ警察は声明で、「問題のビデオは、警察がどのように介入したかに関して集中的に分析および評価されている」と述べた。

警察によると、捜査は「中立性の理由から」近くのデュイスブルクで警察によって行われているという。

5月25日にミネアポリスでジョージ・フロイドさんが警官に殺害されて以来、ドイツではブラック・ライブズ・マターの抗議活動が数多く行われており、警官の1人がフロイドさんの首に8分間近く膝を押し当てていた。

デュッセルドルフの事件では、関与した警官は両方とも白人で、押さえつけられた若者も白人とみられ、どうやら無傷だった。

ノルトライン・ヴェストファーレン州内務省はDPA通信に対し、このビデオは「非常に深刻に」受け止められており、警察による不正行為が発見されれば「当然の結果」が生じるだろうと述べた。

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