公開日•更新されました
この記事をシェアする
暗い状況は景気後退への懸念を増幅させており、12月の落ち込みはパンデミック関連の規制で大きな影響を受けた2021年1月以来最大の落ち込みとなった。
国家統計局(ONS)によると、クリスマスの買い物客は通常の季節傾向に反して12月の支出が減り、英国の小売売上高は前月比3.2%減となった。
11月の数字は、ブラックフライデーの割引による売上高の増加によって押し上げられ、特に食品以外の店舗の売上高は同月で2.7%増加したと英国統計局は説明した。 12月の同カテゴリーの売上高は3.9%減少しており、英国の買い物客が前もってクリスマスの支出を計画していたことを示唆している。
11月の数字を除いて英国の売上高は減少しており、最新の2023年四半期は前四半期比で0.9%減少した。 ONSによると、昨年の英国全体の売上高は平均2.8%減少し、2018年以来の最低水準に達した。
12月の落ち込みはパンデミック関連の規制で大きな影響を受けた2021年1月以来最大の落ち込みとなり、暗い状況が景気後退への懸念を高めている。
先月の食料品店の売上高も11月と比べて3.1%減少した。
コカ・コーラの元ヨーロッパ担当ディレクターで、現在はプロモーション代理店プロモベリタスの最高経営責任者であるジェレミー・スターン氏は、すぐに安心させた。
同氏は、「クリスマスの小売売上高が暗いとの破滅説もあるが、スーパーマーケットの業績はこの分野の成功への青写真を示している」と述べた。
11月の割引が景気を押し上げたブラックフライデーと同様のパターンで、一部の食料品店では先月売上が増加した。
「テスコ、セインズベリーズ、マークス&スペンサーはいずれも、クリスマス期間中に食料品の売上が増加した。これらの成長の希望の兆しは、戦略的プロモーションとロイヤルティ制度のおかげだ」とスターン氏は語った。