EU、マネーロンダリング対策監視機関の創設にゴーサイン

によるユーロニュースAFP

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EUはまだ、新機関の本部をどこに置くかを決定する必要がある。

欧州議会と欧州連合理事会は、マネーロンダリングとテロ資金供与との闘いを任務とする新たなEU機関の創設に合意した。

AMLA(マネーロンダリング防止局)として知られるこの新機関は、疑わしい国境を越えた取引をより適切に検出し、対処するために各国当局を監督し、調整する責任を担うことになる。

欧州の金融ルールの順守を確保するための監督および制裁権限を与えられており、暗号資産サービスのプロバイダーを含む、最もリスクにさらされているとみなされる約40の信用機関および金融機関を直接監督することになる。

水曜日に合意された監視機関を承認する政治合意の共同報告者であるスペインの国会議員エバ・ポプチェバ氏は、「AMLAはEUにおける汚い資金の取り締まりに大きな変革をもたらすだろう」と述べた。

違法取引の取り締まりが強化されれば、欧州でのテロ攻撃への資金提供がより困難になるはずだ。

ポプチェワ氏は、新たな欧州機関は「EUが承認したロシアに対する11の制裁パッケージに含まれるような対象を絞った金融制裁の回避を回避する上でも重要な役割を果たすだろう」と述べた。

ユーロポールによると、不審な金融活動はEUの国内総生産(GDP)の約1%、約1300億ユーロを占めている。

新しい当局の創設は2021年7月に欧州委員会によって提案された。

このプロジェクトに関して水曜日に達した政治合意は、欧州議会議員の本会議と、27の加盟国を集めた欧州連合理事会によって正式に承認される必要がある。

欧州議会と理事会はまた、将来のAMLAと約250人の職員を受け入れる都市を決定する必要がある。彼らは現在、選考プロセスのルールについて話し合っている。

パリ、ブリュッセル、フランクフルト、ダブリン、マドリード、ローマ、リガ、ビリニュス、ウィーンの9都市が欧州委員会に申請を提出した。

欧州議会はプレスリリースで「共同議員らは関心を表明した候補者との公聴会を主催するつもりだ」と述べた。

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