によるロイター
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リガ(ロイター) - ラトビアの銀行規制当局は火曜日、同国第3位の金融機関であるABLV銀行の自己清算を承認した。
米財務省の金融犯罪取締ネットワークは、ABLVがマネーロンダリングを組織化し、北朝鮮に課せられた制裁に違反し、贈収賄を利用してラトビア当局に影響を与えたとして非難した。
非居住者顧客へのサービス提供に注力してきたABLVは2月、欧州中央銀行によって破綻もしくは破綻する可能性があるとの判断を受けた。
金融資本市場委員会のピーターズ・プトニンズ委員長は記者会見で、「FCMC理事会は同行の自己清算申請(計画)を承認し、明日手続きが始まる」と述べた。
規制当局は、他の形式の清算と比較して、自主清算はプロセス全体をより適切に管理でき、銀行の資産を確実に保全するためのより適切な方法であると述べた。
「もちろん、我々はAML(マネーロンダリング対策)側に関係するすべてのものを管理するつもりであり、銀行自身も内部でそれについて非常に真剣に検討する必要があるだろう」とプトニンズ氏は述べた。
この非公開銀行は不正行為を否定しており、5月初めに欧州司法裁判所にECBと単一決議理事会の決定を再検討するよう求めた。
米国によるABLVに対する制裁案と、不正行為を否定している同国中央銀行のイルマルス・リムシェビッチ総裁への贈収賄の可能性に関する警察の捜査は、ラトビアにとってここ10年で最悪の金融問題となっている。
ラトビア政府は非居住者銀行部門を一掃するための行動計画を採択し、金融機関が一定の基準を満たすダミー会社と協力することをすでに禁止している。
(Gederts Gelzis によるレポート、Daniel Dickson と David Evans による編集)