「ここがフランスじゃなかったら、あなたは1万倍ひどい目に遭っていただろう」：マクロン大統領、マヨット島住民を非難

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フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、マヨット島への２日間の訪問中、地元住民と怒りの舌戦を繰り広げた。

彼は、先週壊滅的なサイクロンに見舞われた後、被害の程度を評価し、インド洋諸島の人々に支援を申し出るためにこの旅をした。

しかし、緊迫した場面のさなか、マクロン氏は木曜夜、災害に対するフランスの対応に激怒した地元住民らからヤジを浴びせられた。

「辞任」の声が渦巻く一方、ブーイングや更なる支援を求める声もあった。

フランス大統領は「人々を互いに争わせてはいけない」と語った。 「もしあなたが人々を互いに争わせたら、私たちはひどいことになる、なぜならあなたはフランスにいることが幸せだからだ。だって、ここがフランスじゃなかったら、あなたは1万倍もひどい目に遭っていただろうから。」

「この地域で、ここのように水、物資、看護師を届けてくれる地域が他にあるだろうか」と彼は尋ねた。

マクロン氏の出席は最初から怒りに満ちたものだった。住民らは、多くの人が依然として食料、水、電気を失っていると語った。

先週の土曜日、サイクロン「チドー」が島を襲い、近隣全体を破壊し、インフラに被害を与えた。

フランス当局は少なくとも31人の死亡を確認したが、この数はさらに増えると予想されている。数千人ではないにしても、数百人が死亡したのではないかとの懸念がある。

訪問は当初木曜日の予定だったが、フランス大統領は敬意を表して滞在を一晩延長したと述べた。

フランスの政治家らマクロン氏の発言を批判

マヨット島での同氏の発言はフランス本土での反発を引き起こした。極左政党「屈しないフランス」の国会議員アルマ・デュフール氏は、「マクロン氏は数千人の犠牲者の親族を辱めた」とＸに書いた。

緑の党議員サンドリーヌ・ルソー氏はフランス２とのインタビューで、「われわれは第二次世界大戦以来最大の人的大惨事に見舞われており、マクロンのショーを繰り広げている」と語った。