最高裁、トランプ大統領に一定の免責特権があると判断、裁判を延期

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最高裁判所は、2020年大統領選挙の敗北を覆す計画を立てた罪で起訴されたドナルド・トランプ氏の行為の一部について免責を認める判決を下した。

トランプ氏の有罪判決を先延ばしにした米連邦最高裁判所によると、ドナルド・トランプ前米大統領に訴追からの一部免除が認められたという。

最高裁判所は、元大統領には在任中の公式行為については訴追を免除される権利があるが、非公式行為については免除されないとの判決を下した。

この決定により、訴訟は下級裁判所に差し戻され、そこで判決の適用方法が結論づけられ、最終的に裁判は11月の次期大統領選挙を超えて延期される可能性がある。

トランプ氏は現在、2020年の選挙結果を覆すよう当局に圧力をかけ、2021年1月6日に起きた国会議事堂の暴動を利用しようとしたとして、連邦選挙干渉事件で起訴されている。

裁判所はこの事件に関する2時間以上の弁論の末、6対3で判決を下した。大統領の訴追免除の有無を問うこの種の事件は初めてである。

この事件を審議する判事らはすぐにその歴史的意義を説明し、ブレット・カバノー判事は「私の見解では、この事件は大統領職、大統領職の将来、国の将来にとって非常に大きな意味を持つ」と述べた。

この裁判はドナルド・トランプ氏が直面している4つの裁判のうちの1つである。同氏は先月、2016年にアダルト映画スターのストーミー・ダニエルズ氏に口止め料を支払ったことを巡り、業務記録を改ざんした34件の罪で有罪判決を受けた。

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