ヴォーン・ゲシング氏がウェールズ初代大臣に選出

によるユーロニュースAP

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ゲシング氏のウェールズ初代大臣選出は、彼が英国初の黒人政府指導者となる歴史的瞬間となる。

水曜日、ヴォーン・ゲシング氏がウェールズの初代大臣に選出され、英国初の黒人政府指導者となった。

ゲシング氏は、ウェールズを与党とする労働党の党首に就任してからわずか4日後、ウェールズ議会で51票中27票を獲得し、党首の座を獲得した。ウェールズ議会セネッドでは労働党が過半数を握っている。

ウェールズの父親とザンビア人の母親を持つ息子であるゲシング氏は、ウェールズは現在「ヨーロッパで黒人によって率いられている最初の国」であると語った。

「これは現代のウェールズ人にとって誇りの問題だが、私にとっては気が遠くなるような責任でもあり、それを軽視するものではない」と付け加えた。

ゲシング氏はチャールズ3世によって任命が承認され次第就任する予定だ。

英国の4つの政府のうち3つは現在、非白人指導者を擁している。英国のリシ・スナック首相はインド人の血を引いており、スコットランドのフムザ・ユサフ首相は英国のパキスタン人の家庭に生まれた。

ゲシング氏は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック中にウェールズの保健大臣を務めた。 2021年から経済大臣を務めている同氏は、タタ・スチールがポートタルボット工場にある両高炉を閉鎖し、ウェールズ最大の雇用主の1つで2,800人の雇用を削減する計画による影響に対処しなければならなかった。

同氏はスナク氏のロンドン保守党政権としばしば対立する政府を引き継ぐことになる。ウェールズでも、フランスや他の欧州諸国を混乱させた抗議活動と同様、農民による環境規制をめぐる抗議の波が起きている。

同氏の党首選は、環境および健康・安全違反で有罪判決を受けたリサイクル会社からの20万ポンドの寄付をめぐって厳しい追及にさらされていたが、寄付金は選挙規則に従って適切に申告されたとゲシング氏は述べた。

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