安全保障の脅威が増大する中、スイスは国防費を大幅に増額へ

によるユーロニュースAP

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他の欧州諸国もロシアのウクライナ侵攻を受けて軍事支出を強化している。

欧州が急速に悪化する安全保障状況に直面する中、スイス政府は今後4年間で国防支出を最大19%増額する計画だと同国国防長官が明らかにした。

今年スイスの輪番大統領を務めるヴィオラ・アムヘルト国防相は、軍事支出の中長期的な予測を示し、過去30年間の経費削減策の結果、「軍は弱体化した」と述べた。 」と失地を取り戻すには時間がかかるだろう。

アムヘルド氏は計画について説明し、ウクライナや中東での戦争など世界的な不安定の増大や、数十年前のベルリンの壁崩壊による平和の配当をスイス当局が利益を得たことで生じた格差を挙げた。

「我々は初めて、今後12年間で軍がどのように進化しなければならないのかを示している」と彼女は水曜日に記者団に語り、スイスの防衛力の弱体化は「非難ではなく事実であり、その原因をたどることができる」と宣言した。ベルリンの壁の崩壊。」

スイス軍は、2025年から2028年までの国防支出の上限を、過去4年間の217億スイスフランから258億スイスフラン(270億ユーロ)に引き上げることを計画している。

スイス政府は追加資金を、レーダーシステム、短距離ミサイル防衛、戦車部隊、地上軍が使用するミサイル、サイバー攻撃防御能力などの開発と改修に充てることを計画している。

この増額計画の噂は、政府が2023年の大幅な財政赤字と、今後3年間で国防を除くすべての政府部門で一律1.4%の歳出削減を発表した際に伝えられた。

スイス当局は近年、国内におけるサイバースペースの脅威やスパイ行為の増大に警鐘を鳴らしている。

スイスがこれまで加盟したことのないEUとNATOの多くの加盟国は、2022年2月にロシアがウクライナに侵攻して以来、軍事支出を強化している。

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