によるユーロニュースとAFP
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ハンガリーの指導者は、コロラド州がトランプ氏を投票から除外するという最近の決定を批判したほか、ポーランドの国営テレビチャンネルが放送停止になったことを批判した。
ヴィクトル・オルバン首相はブダペストでの年次記者会見で「悪が西側の民主主義を蝕んでいる」と主張した。
ハンガリー首相は、ポーランドの指導者による国営テレビチャンネルの放送停止の動きと並行して、ドナルド・トランプ氏に米国大統領選の資格がないと宣言するコロラド州の決定を受けて演説した。
「今日、たとえば民主主義の西側諸国で奇妙なことが起きている」とオルバン氏は語った。
ハンガリー首相は同盟国のトランプ氏について言及し、「私が正しく理解しているのであれば、大規模な西側民主主義国家があり、彼らは大統領候補の行く手に法的障害を置いて阻止しようとしているので、我々は注意を払わなければならない」と語った。
コロラド州最高裁判所は火曜日、国会議事堂の暴動中の行動を理由に元米国大統領に就任資格がないと宣言し、米国政治に衝撃を与えた。
「同様に重要な国が他にもあると思うが、そこでは議会で重要な代表をもつ政党が監視下に置かれている」とオルバン氏は続け、明らかにドイツの極右政党AfDをほのめかした。
「テレビの乗っ取りが警察によって行われた第三国が見えてきた」と彼はまた主張した。
このコメントはポーランドについてのもので、同国では親欧州連合の新政権が前保守党政権から国営メディアの支配を奪い取り始めている。
ハンガリー首相は「悪が西側民主主義の組織を蝕みつつある」と述べた。
同氏はさらに、「もしこれらすべてがハンガリーで起こっていたら、おそらくNATO軍がすでに介入していたであろう。これも二重基準の問題を引き起こす」と付け加えた。
オルバン氏は権威主義的傾向を理由にブリュッセルや国際機関から定期的に批判にさらされている。欧州委員会はまた、法の支配状況の悪化を理由に、ハンガリー向けの資金210億ユーロを凍結した。
ハンガリーの独立メディア数名がオルバン氏の記者会見から除外された。
2022年9月、欧州議会は、この中欧の国はもはや真の民主主義ではなく、対抗勢力が徐々に連携する一方で「選挙独裁のハイブリッド体制」になっていると推定した。