コソボ、「セルビアの戦争犯罪」を記録する研究所を設立へ

によるユーロニュースAP

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この決定は、西バルカン半島担当の欧州連合特使がコソボを突然訪問した数日後に行われた。

コソボ首相は水曜日、1998年から1999年の戦争中にセルビアがセルビア国民に対して行った犯罪を記録するための研究所を設立すると発表した。

アルビン・クルティ氏は、同研究所は「犯罪者セルビアの手によってコソボのアルバニア人が受けた悲劇的な歴史がより広く知られるよう」戦争犯罪を記録すると述べた。

セルビアとコソボの間の戦争では、コソボのアルバニア人を中心に1万人以上が死亡した。この軍事作戦は、セルビア軍がコソボから撤退することを余儀なくされた78日間のNATO爆撃作戦の後に終了した。

コソボは2008年に独立を宣言したが、ベオグラードはこの動きを認めることを拒否している。

クルティ氏は「傷はまだ生々しい」と述べ、1,600体以上の遺体が行方不明であると付け加え、セルビアが遺体を標識のない墓に埋葬し、所在の共有を拒否していると非難した。

戦争終結から14年が経った今も、コソボとセルビア間の緊張は高まっており、ウクライナ戦争が激化する中、西側諸国の間で新たな紛争が起きるのではないかとの懸念が高まっている。

欧州連合が促進したコソボとセルビア間の正常化交渉は、特に9月に覆面セルビア人武装集団とコソボ警察の間で4人が死亡し、地域の緊張が高まった銃撃戦以降、進展していない。

EUと米国は両国に対し、セルビアのアレクサンダー・ヴチッチ大統領とクルティが今年初めに合意した合意を履行するよう圧力をかけている。

セルビアとコソボ両国は、27カ国からなる欧州ブロックへの加盟を希望していると述べているが、EU外交政策責任者のジョゼップ・ボレル氏は、両国が妥協を拒否することで加盟のチャンスが危うくなっていると述べた。

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